お気軽に相談でき、受け止め、心に寄り添うそんなクリニックを目指します。

四葉のクローバー医院紹介四葉のクローバー

女性医師による精神科、心療内科専門のクリニックです。
睡眠障害、うつ、不安障害、適応障害、双極性障害、強迫性障害、統合失調症など。
セカンドオピニオンもご相談下さい。ご受診のタイミングはとても大切です。

産業医経験豊富な女医による日本橋駅徒歩5分、茅場町駅徒歩1分、当日予約、英語対応可能です。
当院ではストレスチェック後の面接指導も承ります。

おひとりで悩まずお気軽にご相談下さればと思います。女性臨床心理士による
各種カウンセリング毎週火~土曜日: 各種心理検査(ADHD・広汎性発達障害)も行っております。
心理検査も含め様々なサポートもご希望により合わせてご利用頂けます。

アクセス
地下鉄東西線、日比谷線 茅場町駅 6番出口から徒歩1分
地下鉄東西線、銀座線 日本橋駅 D1出口から徒歩5分
東京駅からタクシーで約5分、
茅場町1丁目交差点セブンイレブンより徒歩40秒ほどにあります。

火~金曜日: 電話受付10:30~20:30
土曜日: 電話受付 10:00~16:00
各種保険適用、その他ご相談に応じます。

四葉のクローバー女性のメンタルヘルス四葉のクローバー

月経前不快気分障害(PMDD)

生理前約1-2週間前から強い不安感、激しいイライラ、著しい気分のおちこみ、集中力が低下する

産後うつ

理由もなく涙が出る、気分が落ち込む、眠れない、 常にイライラする、食欲が出ない、倦怠感が取れない

更年期障害

異常な発汗、のぼせ、動悸、息切れ、関節の痛み、腰痛、頭痛がある

四葉のクローバーお悩み別診療内容四葉のクローバー

うつ病

好きだった事への興味や楽しみがなくなる、すべてに対して億劫になる、人付き合いが嫌になる、仕事をしたくなくなる

パニック障害

突然心臓の鼓動がひどく高鳴るような動悸、息ができないほどの息苦しさに襲われる

不眠症(睡眠障害)

布団に入ったけれど、なかなか寝付くことができない、一度眠りについても1、2時間の睡眠で起きてしまう

全般性不安障害(GAD)

不安が過剰になり、コントロールできないまま苦痛が強くなり、確かな理由がない事柄に対しても不安や心配が持続する

社会不安障害(SAD)

人からどのように見られているのかを必要以上に気にしてしまい、不安や緊張から紅潮や発汗、ふるえ、腹痛などを起こす

強迫性障害

不安な気持ちが止まらなくなり、その気持ちを打ち消すために何度も同じ行為を繰り返してしまう

適応障害

自分のおかれた社会環境にうまく適応することができず、心身に様々な症状があらわれて社会生活に支障をきたす

統合失調症

考えや気持ちがまとまらなくなったり、幻聴や誰かにずっと監視されているように感じる状態が続く

アスペルガー症候群

周囲の人間との交流が難しい、ある特定の物事に強い興味やこだわりを持つ、日常生活がパターン化(ルーチン化)しやすい

ADHD(注意欠陥・多動性障害)

思った事をすぐ口に出してしまう、忘れものが多い、言いたいことを我慢してイライラする、衝動買いをしやすい

五月病

やる気の低下やネガティブ思考といったメンタル面での変化、寝つきが悪くなる、食欲の低下

四葉のクローバー当院の特徴四葉のクローバー

・女性医師として、優しく、きめ細やかな対応を心がけております
女性のメンタルヘルス

・当院では往診も行っております
往診のご案内

・英語対応可能な精神科産業医としても関わっております
英語サイト(English)はこちら

・当院は東京メトロ日比谷線、東西線「日本橋駅」D1出口より徒歩5分、東西線「茅場町駅」5、6番出口より徒歩1分の、通院しやすい立地です
当院までの交通アクセスはこちら

四葉のクローバー院長からのご挨拶四葉のクローバー

当クリニックのホームページへようこそおいで下さいました。
このページを見てくださっているあなた、夜はぐっすり眠れていますか?
ご飯は美味しく召し上がっていますか?
きっと何かしらの不調、不安、悩みを抱えながらアクセスされたことと思います。

でも、どうか一人で悩まないでください。
当クリニックは、そんなあなたが気軽に相談でき、あなたを受けとめ、
そして心に寄り添うクリニックでありたいと思っています。
あなたらしさを取り戻すために、一緒に考えて行きましょう。

茅場町こころのケアクリニック
院長 安保 肇子(あぼ はつこ)

略歴
慶応義塾大学・金沢医科大学を経て
2000年5月 関西医科大学大学病院 精神神経科入局
2008~2013年まで田町クリニック(精神科・心療内科)院長を勤める
2012年4月より当クリニックで診療開始

院長 安保 肇子(あぼ はつこ)

四葉のクローバー日本橋茅場町の心療内科に当院が選ばれる理由四葉のクローバー

当日の予約もお受けいたします当日の予約もお受けいたします

当院は事前予約制となっておりますので、受診の前にはお電話にてご連絡ください。
当日の予約も受付けておりますので、お気軽にお問合せください。

ゆっくりお話をお伺い、丁寧な診察を心がけておりますゆっくりお話をお伺い、丁寧な診察を心がけております

まずはゆっくりと時間をとってお話しをお伺いし、丁寧に診察させて頂きます。
その上で、必要な場合はお薬を出させて頂きますのでご安心ください。
お薬には頼りすぎない診療を心がけております。

プライバシーに配慮していますプライバシーに配慮しています

プライバシーに配慮して、患者様を呼び出しをさせて頂いておりますのでご安心ください。
待合スペースの椅子には仕切りを設けパーソナルスペースを確保しております。
また、妊婦さんや乳幼児、お子様連れの患者様が受診しやすいように、
個室の待合室もご用意しておりますので診療予約時にお申し出ください。

四葉のクローバー当院の診療方針四葉のクローバー

日本橋茅場町こころのケアクリニックでは、つらい状態を長引かせない診療を心がけております。 通常の診察のほか、働く方のメンタルヘルスに長年従事した経験を踏まえ、産業医として企業様のメンタルヘルスに関する相談にも応じています。

メンタルクリニック、心療内科とは気持ちが落ちこんだり、不安な気持ちが強くなったり、眠れなくなったりした時にあなたのつらい状態を楽にする為、ストレスケアをするところです。

こんな事で相談に行ってもいいのかなあと悩まずにお気軽に立ち寄って頂きましたらと思います。敷居が高く感じたり、薬をたくさん出されるのではないかと不安な気持ちになられる方もいらっしゃるかもしれません。

当院は初めての方でも気軽にはいって頂けるように場所が目立たない大通りを一本はいったところにあります。またお子さま連れでも来院して頂けます。

またお薬などは患者様の希望をよくお伺いした上で必要最小限にしていますのでご安心ください。早めに来て頂く事で早めに回復する事も多いです。お気軽にご相談ください。

クリニックからのお知らせ

2026.4.13
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
4月に入り、入社式や入学式に出席される方々の姿を色々な場所で見かけます。皆さんの中にも、この春から職場環境、生活環境が大きく変わられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。また自分自身は変わらなくても、部署に新しいメンバーが入ってきた、子どもが進学したなど、ご自身を取り巻く環境に変化があった方もいらっしゃることと思います。このように変化の多い春は、知らず知らずのうちにストレスや疲労を溜めやすい季節です。ぜひ普段よりも意識的に自分を労わる時間を作りましょう。

今、ゆったりと椅子に座って、力を抜いてみましょう……と言われても、うまく力が抜けない方も多いのではないでしょうか。私たちは常日頃から、“頑張る”ことは上手にできても、“力を抜く”ことには不慣れかもしれません。きっと今日まで頭の中であれこれと考えて、新しい環境の中で必死に頑張ってこられたのではないでしょうか。
「早く新しい環境に慣れないと!」「頑張って仕事を覚えないと!」「なぜこんなこともできないんだろう」…今、このような考えを一旦脇に置いてみましょう。日々頭の中に浮かんでくるこうした考えに、数分間だけあなたのいる部屋から外に出て行ってもらうようなイメージが役に立つかもしれません。そして、腹式呼吸をゆっくりと何回かしてみます。考えることをお休みすると、徐々に体の感覚に意識が向きやすくなっていきます。

今、あなたの体の内側で気づくことはありますか?肩が上がっている、顎に力が入っている、胃の辺りがムカムカする、呼吸が浅くなっている……どんな感覚に気づかれるでしょうか?それらの感覚に気づいて目を向けてあげるだけで、フッと力が抜けたり、不快な感覚が和らぐことがあります。その感覚の変化を、ただそのまま呼吸と共にゆっくりと味わってみましょう。

また、それらの身体感覚がもし言葉を話せるとしたら、何と言っているでしょうか?「緊張する」「できるかどうか不安」「逃げ出したい」「休みたいな」…もし身体感覚から何か言葉を受け取ることができたら、ぜひその部分に労いの言葉、肯定の言葉をかけてあげましょう。「毎日慣れない環境で頑張っているね」「緊張するのは当然だよ」「焦らず自分のペースでやっていこうね」。こうした言葉をかけてみると、先ほどの身体感覚はどのように変化するでしょうか?もし心地よい変化が生じたら、それをゆっくりと味わいましょう。

自分をうまく労わることができると、それがまた明日からの活力になります。もしおひとりではうまくできない、自分に優しくすることが苦手という方がおられましたら、ぜひ当院までご連絡ください。お手伝いができればと思います。
2026.4.08
【ゴールデンウィークの診療についてのお知らせ】
4月26日から5月6日までお休みをいただきます。ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
2026.3.18
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
ようやく厳しい寒さを乗り越えたかと思いきや、寒暖差が大きくまだまだ体調管理など気が抜けない日も多いですね。
特に女性には、ホルモンバランスによって起こる月経前や月経中に起こる不快な症状で、日常に著しく影響が出る方もいらっしゃるのではないかと思います。月経前症候群(PMS)は、「月経前3~10日間から始まる精神的,身体的症状で月経開始と共に減退あるいは消失するもの」というように定義されているそうです。

主に、下腹痛・腰痛・腹部膨満感・吐気・頭痛・疲労・脱力感・食欲不振・いらいら・下痢および憂うつなど、様々な症状があります。PMSが重症化したものは月経前不快気分障害(premenstrual dysphoric disorder;PMDD)と診断がつくこともあるでしょう。これまで多くの場合ホルモン剤・SSRIなどの抗うつ薬による薬物治療が中心に行われ、症状そのものを取り除くようなアプローチが主でしたが、最近では痛みや症状そのものの除去よりも、「生活の質(QOL)」を向上させることが重要であると議論も重ねられてきました。いくつかの研究で、「痛みを感じないようにしよう」「不安やイライラを感じないようにしよう」というような、ネガティブな身体感覚や感情を抑制したり、除去したりしようとすることは、より一層その苦痛の強さやそれを感じる頻度を高めることがわかってきたそうです。

特に、過去に紹介してきた呼吸法やリラクゼーションなどで身体の状態を整える助けをすること、何をストレスに感じているかありのまま感じること(アクセプタンス)、自分が何に重きを置いて生活したいか明確になること、ストレスを感じた際のコーピングの方法などを考えていくことでQOLが上がる一助になることも報告されています。

おひとりで抱えず、PMSの精神症状や向き合い方について悩んでいらっしゃる方がいたら当院までご相談ください。
2026.2.19
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
厳しい寒さが続いています。寒い季節は外出するのも億劫になりがちで、出かけた場合も歩いていると自然と背中は丸くなって、何となくどんよりとした気分になってしまうことが多いように思います。
このように、心と身体の動きは連動しているものですが、それがわかりやすい形で現れるのが「緊張」という現象でしょう。私たちは様々な場面でこの「緊張」を避けて通ることはできず、多くの方が苦い思い出として、また嫌なもの、いつも悩まされるものとして体験されているのではないでしょうか。「職場で大事なプレゼンテーションを任されたが、いざ大勢の前で話そうとすると緊張して頭の中が真っ白になってしまった」 「子どもの学校の保護者会で自己紹介をする時に緊張して声がふるえてしまった」、また今ちょうど受験シーズンですが、「受験の本番で、緊張して本来の力を出し切れなかった」という方もいらっしゃると思います。

緊張というとメンタルトレーニングという言葉が連想されやすく、精神的・心理的な問題と捉えられがちですが、実際は様々な身体の反応に現れるという面が大きいのです。心臓のドキドキ、手足の震え、汗をかく、喉が渇く、お腹が痛くなる等、緊張するという事は私たちの身体の様々な部分に生じる生理的な反応と言えるでしょう。そのため、行動面や態度、身体に働きかけることで、緊張しないようにする工夫や緊張を和らげることが出来たりもします。緊張する場面や緊張の仕方は人それぞれ、緊張しやすい人、緊張しにくい人など程度も様々ですが、緊張を和らげる簡単な方法を以下に上げてみます。

① 【事前】準備・リハーサルをきちんとする
・現場の流れや雰囲気をイメージし、予想される展開をなるべく具体的にシミュレーションしてみましょう。必要な事、事前にやっておける事を書き出しておきましょう。準備は細かく丁寧にしておくのが良いですが、本番では予想外のことも起こります。準備をほどほどにし本番はその流れに乗る、という心構えで行きましょう。
・リハーサルはなるべく本番に近い条件で。当日の服装で(人前に立つ場面であれば)誰かに聞いてもらいながら行いましょう。適度な成功イメージ - 「まあ、これくらいかな」という感じをつかむことが大切です。

② 【当日】身体を動かす
緊張した時はまず身体を動かすようにしましょう。身体を温めて血流を良くし、筋肉を緩めることで緊張は和らいでいきます。ストレッチや肩の上げ下げ、手をグーパーしてみる、その場を歩く、階段を上る等なんでも良いのです。少し余裕があれば、その際に成功するイメージを繰り返し頭に思い浮かべます。「このように上手くいく」 「周囲の人から褒められる」等のイメージをなるべく具体的に。繰り返すことで脳がそれを認識し緊張はさらに緩和されるでしょう。

③ 【当日】緊張していることを打ち明ける
人前で話す時、最初に「緊張しています」と言ってしまえば、案外気が楽になります。「緊張していることを気づかれたらどうしよう」 「途中でお腹が痛くなったらどうしよう」などの心配で必要以上に緊張が高まることを防ぐこともできます。

④ 【当日】自分が落ち着くことばを頭の中で繰り返す
予め自分で落ち着くフレーズを決めておき、なるべく落ち着ける場所で目を瞑りながらそれを繰り返します。身体の力がスーッと抜けて楽になるようなイメージで。「大丈夫。落ち着いてゆっくりやろう」「誰も期待してないから大丈夫」「絶対上手くやれる」等。

緊張しやすい人の中には、自分に自信が持てなかったり、不安な気持ちになりやすい人も少なくないように感じられます。日常的に強い緊張や不安が感じられる場合は、当院の医師やカウンセラーにご相談ください。
2026.2.10
【2月の臨時休診のお知らせ】
ご迷惑をおかけしますが、2月21日(土)は、休診とさせていただきます。
申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。
2026.1.16
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
新しい年が始まりました。みなさんいかがお過ごしでしょうか。もしかすると、疲れが取れない、やる気が出ないなど、お正月疲れを感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。
お正月疲れの原因は様々考えられますが、今回は「バウンダリー」の視点から考えてみたいと思います。バウンダリーとは、自分と他者との間にある適切な境界線のことをいいます。自分を守る膜のようなものを想像されるとわかりやすいかもしれません。このバウンダリーが他者との間に適切に引けていると、私たちは自分の時間、エネルギー、気持ちを自分自身で守ることができます。ですが、このバウンダリーが曖昧になったり、他者からバウンダリーの中に入り込まれてしまったりすると、私たちは自分を守ることができなくなり、しんどくなります。

久しぶりに帰省をして家族から頼まれたことをあれもこれもとひとりで頑張っていた、久しぶりに会う親戚や友人から積もった話を延々とされ気づいたら何時間も経っていた、忘年会や新年会続きで疲れているのに断れず気づいたら自分の時間がほとんどなかった、こんな年末年始を過ごされた方はいないでしょうか。人のために行動できること、人のために一生懸命になれることは素晴らしいことです。ですが、誰かを喜ばせるために自己犠牲的になってまで人のために頑張ることは、疲弊につながります。自分の時間、自分のエネルギーは有限です。その有限の中で自分自身を大事にするためには、一旦立ち止まって、これは今私がすることなのか、したいことなのか、自分の感情をチェックしてみることが大切です。

家族なんだからこうするべき、友人に対してはこう振る舞うのが当然、こうした思考にとらわれて、自分の感情が曖昧になり、バウンダリーも曖昧になってしまうことはよくあります。他者との関係でうまくバウンダリーの感覚が持てない、自分の気持ちがよくわからないという方はぜひ相談にいらしてください。一緒に扱っていきましょう。
2025.12.15
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
12 月になり寒さも厳しさを増してきましたね。気持ちもなんとなく塞ぎこんでしまうように感じることがあるのではないでしょうか。人ごみに出たりすると感染症のリスクも気になる時期ですね。今回は、緊張感が高まってパニックに陥ってしまったときに手助けになるような方法を紹介したいと思います。

パニックとは、突然激しい動機、息苦しさ、めまいや発汗、恐怖感などによって「このまま死んでしまうのではないか」と考えたり、現実感がなくなってしまうような感覚に陥ったりすることです。そのようなパニックが起こると、「また起こるのではないか」などの予期不安を引き起こす可能性があります。
パニック発作に対する対処法については、呼吸法なども挙げられますが、「グラウンディング」と呼ばれる方法があります。直訳すると「地に足をつける」という意味で、「今この瞬間に意識を向けて、心を落ち着かせる」ことに役立つでしょう。
グラウンディングにもいくつか種類があります。

① 5-4-3-2-1 法
「見えるものを5つ挙げる」:自分の靴、誰かが持っている携帯電話、見える木など
「聞こえる音を4つ挙げる」:電車のアナウンス、風の音、何かの音楽など
「肌に感じるものを3つ挙げる」:身の回りの物を持っている感覚、履いている靴の感覚、壁の硬さなど
「においを2つ特定する」
「味わえるものを 1 つ感じる」

② 体の感覚を取り戻す
「冷たいものや温かいものを持つ」「地面を踏みなおしてみて足の感覚をつかむ」ことで、重心を取り戻す

③ 呼吸を整える
息を吐くときに「不安が出ていく」ことをイメージしたり、息を吸うときに「新しく空気が入ってくる」ことを意識するこのように、「今この瞬間の自分」に集中することで、不安や恐怖感を和らげる一助となるでしょう。

もしパニック発作などでお悩みの方がいらっしゃいましたら、当院に気軽にご相談ください。一緒に練習していきましょう。
2025.12.03
【年末年始の休診のお知らせ】
12月28日(日)から1月5日(月)までは休診となります。
ご迷惑をおかけしますがどうぞよろしくおねがいいたします。
2025.11.13
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
みなさんはどんな時にリラックスしていると感じますか?最近ホッとする時間はありましたか?この前のお休みに温泉に行ってのんびりできたとか、マッサージを受けた時にリラックスしたとか、そうしたことを思い浮かべた方もいらっしゃるかもしれません。
一方、いつも仕事や家族のことが頭から離れない、先のことばかり考えてそのために毎日頑張らないと!と気が抜けない、と思った方もいらっしゃるかもしれません。いつも頭で考えて、現実的に対処してと一生懸命になっている状態は、私たちの交感神経が優位になっている時です。
この状態は、大事な仕事を目の前にしている時、何かを頑張る時にはプラスに働くと言えます。ですが、いつもいつもこの肩に力の入った緊張状態でいると、エネルギーを消耗し、視野も狭くなり、ある日突然プツッと糸が切れて頑張れなくなってしまう危険性があります。時には考えること、やるべきことから離れ、リラックスして副交感神経を優位にすることが大切です。心と体をゆるめると、冷静さも戻ってきて、また次に頑張るためのエネルギーも入ってきます。大事なのは、交感神経が優位な状態と副交感神経が優位な状態とを行ったり来たりできるようになることです。
このリラックス状態を生み出すために、いつも旅行に行ったりマッサージに行ったりする必要はありません。ほんの数秒、数分でも緊張がゆるんで、心地よいと感じられることの積み重ねが大切なのです。
例えば、腹式呼吸を何回か繰り返しながら、あなたがホッと安心する、安らぎや喜びを感じる、心地よさを感じる、人、動物、場所、風景、思い出…を思い浮かべてみましょう。呼吸をしながらこれらのイメージを浮かべると、徐々に緊張がゆるみ、あなたの体に変化が現れると思います。
例えば、さっきまでよりも息が深く吸いやすくなった、肩の力が抜ける感じがする、自然に表情がゆるむ感じがする等…こうした体の変化をキャッチして、さらにその心地よさをゆっくり味わうようにしてみましょう。さらに、あなたが思い浮かべたイメージが、今のあなたに何かメッセージをくれるとしたら、どんな言葉が浮かんでくるでしょうか?もし何かメッセージをキャッチできたら、その時に生じる体の感覚にも意識を向けてその感覚を味わうようにしてみましょう。通勤電車の1駅分、お手洗いに行っている間、そんなちょっとした時間で構いません。ぜひリラックスする時間を継続的にご自身に作ってあげてください。それが、いざという時のあなたのリソース(資源)になります。
2025.10.16
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
猛暑の夏も過ぎ去り、秋らしさが訪れてきました。秋の空はとても清々しく穏やかです。私たちの心も毎日穏やかでいられればいいのですが、なかなかそうはいきませんね。誰もが嫌な事や辛い事に直面し、その都度気持ち-感情は揺れ動きます。今回は、このような感情について取り上げたいと思います。
私たちの感情には、嬉しい・楽しいといったポジティブな感情と、怒り・悲しみ・寂しさ・イライラ・不安などのネガティブな感情とがあります。赤ちゃんは、快―不快というざっくりとした二つの感情によってそれを周囲に知らせようと一生懸命です。それが成長していくに従い様々な感情を覚えていき、特にネガティブな感情は周りの人たちを困らせたり嫌がられたりすることを知るようになると、次第にこれらの感情を抑えるようになります。例えば、大きい声で泣いたり怒ったりすると親に叱られる、叱られるのは嫌だ、といった具合です。さらに、大人になっていけばいくほど毎日が楽しいことばかりではなく、悲しいことや腹が立つこと、落ち込んでしまうことなどを様々な場面で経験するようになります。そのような時に必ず内面に現れてくる悲しみ、怒りやイライラなどの感情を、私たちはともすれば「無い方がいいもの」として心の中に抑え込んだり、隠してしまう事に頑張ろうとしてしまうかもしれません。それらは心の痛みを伴うから、それを感じないで済むように避けようと無意識的に、或いは意識的に抑えてしまうのです。けれども、ネガティブな感情を抑えて何事もないような顔をして過ごし、それらがどんどん心の中に積もっていくと、やがて心や身体の不調の原因になることもあります。ネガティブな感情は私たちの心の状態を私たち自身に知らせてくれる大切な役割を担っているのです。すっきりしないモヤモヤした自分の感情を心の深い奥に閉じ込めて蓋をするのではなく、時々向き合いながら上手く付き合っていくことが大切です。溜まってしまったネガティブな感情は、苦しくなる前に吐き出したり、自分でコントロールして上手くバランスを取ることが心の健康には必要です。誰にでも簡単にできる感情のコントロール方法や感情と上手く付き合う工夫の仕方の一部を以下にご紹介しますので参考にしてみてください。
・「優等生」や「いい子・いい人」を卒業する:気持ちを抑え込んだり本心でないことをやっていると、感情は波立つ一方で大きなストレスになります。本心ではやりたくない事を仕方なく引き受けている場合などは「嫌です」「できません」と自分の気持ちを正直に伝え、その態度を貫いてみましょう。
・自分に合ったストレス解消法を:ボーっとしたり、本を読んだり、一人で静かに過ごすのが効果的なのか、それともテニスやゴルフなど汗を流して運動するのが効果的なのか・・等、心のモヤモヤの解消の仕方は人それぞれ違います。自分に合った「心が楽になる方法」を考えてみましょう。
・怒りの感情は紙に書いて捨てる:気分が悪くなることや腹立たしいことが起きて感情が波立ったら、その気持ちを紙に書きなぐってみます。口に出して誰かに吐き出すことで心理的負担を減らす効果はよく知られていますが、文字にすることでも同様の効果があり心の中がすっきりするものです。思う存分腹立たしい気持ちを書いたら、その紙をびりびりに破ってごみ箱に捨ててしまいましょう。
・新聞紙に八つ当たり:イライラからお皿や物に当たって割ったり壊したりしてしまうと、冷静になった後で罪悪感に苛まれ気分が落ち込んでしまうかもしれません。新聞紙を思い切り破ると結構大きな音がし、波立った感情を落ち着かせてくれる効果があります。

自分にとって嫌な気持ちを誰かに聞いてもらうことで、心のモヤモヤを解放するだけでなく、自身の中で今まで気付いていなかった部分を見出すことや胸の内を整理することができたりもします。自分の気持ちと上手く付き合えていない、心のモヤモヤを何とかしたい等と感じられていらっしゃる場合は、ぜ ひ当院の医師やカウンセラーにご相談ください。
2025.09.12
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
健康な心身を保つには睡眠が重要であるということは、みなさんも痛感するところがあると思います。ですが、不安が強かったり、何かのストレスなどで入眠が困難になったりする夜を過ごすことも多いのではないでしょうか。なるべくお薬に頼らず、早めに睡眠に入りたいと思っている方もいるでしょう。今回は、入眠を助けてくれる方法を紹介いたします。

ハーブティーや呼吸法などもリラックス作用があり、眠りに入る助けをしてくれることで知られていますが、意外にも音楽もリラックスを招く作用があります。特に、好きな音楽のほか、洋楽とジャズ、クラシックのジャンルが入眠の一助となる実験結果もあるようです。
なぜそのようなジャンルが効果的なのかについてはまだ解明されていないことが多いようですが、もしかしたら歌詞の意味などを考えずに、眠ることだけに集中できるような音楽が大事であるのかもしれません。
自分の心拍数に近い音楽を聴くことで、眠りにつく時間が早かったという報告も見られます。古くから母親の心拍数を感じ取ることで赤ちゃんに安らぎを与える効果があるといわれていますが、それと同じメカニズムであるのではないかと考えられているようです。
睡眠と音楽の研究はまだまだわかっていないことも多いので、とても暫定的ではありますが、リラックス作用を持つことははっきりしているようです。睡眠時だけでなく、休憩時間にも聞いてみることでストレスの軽減もされるかもしれません。
ぜひ試してみて、体感を教えてください。もし眠れない夜が多いときはご相談しにいらっしゃってくださいね。
2025.08.8
【メンタルヘルス ワンポイントアドバイス】
夏の睡眠と心の健康:質の良い眠りで元気な毎日を暑い夏の夜、寝苦しさから眠りが浅くなったり、途中で目が覚めてしまったりすることはありませんか?こうした睡眠の乱れは、心の健康にも大きく影響します。
特に夏は、気温や湿度の高さに加え、冷房の使い方によって睡眠の質が左右されやすい季節です。冷房は適切に使うことで、暑さや湿気による寝苦しさを和らげ、快適な睡眠環境を作る大切な役割を果たします。ただし、冷えすぎや直接体に風が当たることは避け、室温や湿度を調整しながら上手に利用することがポイントです。

睡眠は心と体の回復に欠かせない時間です。良質な睡眠が確保できないと、脳の疲れが取れず、ストレス耐性が下がり、不安やイライラ、憂うつ感が強くなることがあります。これは、睡眠不足が感情の調節機能を担う脳の部分に影響を及ぼすためです。
質の良い睡眠を得るためのポイントは以下の通りです。

・ 毎朝同じ時間に起きて朝日を浴びる(体内時計のリセットに効果的)
・ 寝る前はスマートフォンやパソコンの使用を控える
・ 部屋を暗くしてリラックスできる環境を作る

また、なかなか寝つけないときは、布団の中で無理に眠ろうとせず、いったん寝室を出て静かに過ごし、眠気が戻ってから再び横になるのも一つの方法です。眠らなければならないという焦りが、かえって睡眠を妨げてしまうことがあります。
入浴も睡眠の質を高める有効な手段です。就寝の 1?2 時間前にぬるめのお湯に浸かることで、体の深部体温を一時的に上げ、その後自然に下がるときに眠気が促されます。これを「深部体温の低下」といい、睡眠のスイッチとして重要な役割を果たします。
また、寝室の温度は 26 度前後、湿度は 40?60%に保つと快適に眠れると言われています。湿度が低すぎると、のどや鼻が乾燥して眠りが浅くなる原因にもなるため、乾燥にも注意が必要です。
睡眠の乱れが長く続き、「気分が落ち込む」「集中できない」など心の不調を感じたときは、早めに当院の医師やカウンセラーにご相談ください。夏の暑さに負けず、睡眠を見直して健やかな毎日を送りましょう。
2025.07.17
【夏季休診のお知らせ】
申し訳ございませんが8月12日(火)から16日(土)まで夏季休診となります。
ご迷惑をおかけしますがなにとぞよろしくおねがい申し上げます。
2025.07.11
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
今回は「アタッチメント(愛着)」という用語について取り上げたいと思います。 「アタッチメント」とは、不安や恐怖を感じた時に特定の対象に近づいて安心しようとする本能のこと、そうして特定の人との間に形成される情緒的な絆のことを言います。
例えば、小さな子どもが積木で遊んでいる最中に突然積木が崩れてしまった場面を想像してみてください。その子はびっくりして養育者の方を振り返ったり、養育者に近づいていったりするでしょう。その時に養育者が「大丈夫よー」と微笑んだり、「びっくりしたねぇ」と抱っこをしたりして子どもを慰めると、子どもの不安は和らぎ、そこを“安全基地”として再び積木で遊び始めるといったように“探索”に向かうことができます。このような日々のやり取りの積み重ねを通して、養育者と子どもの間に安定したアタッチメントという情緒的な絆が作られていきます。
自分が必要な時にヘルプを出せば誰かが助けてくれる、側にいてくれるといった安心感は、その後の人生における人間関係の土台となり、人と関わることを前向きに考えられるようになっていくのです(【安定型】のアタッチメントスタイル)。
ですが、もし子どもが不安や恐怖を感じた時に、養育者が怒ったり、嫌がったり、批判したりしたらどうでしょうか。また、助けてくれる時もあるけれど知らん振りされてしまう時もある等、養育者の関わりに一貫性がなかったらどうでしょうか。
そのようなやり取りが積み重なると、養育者は自分が必要とする時に自分のニーズを否定したり恥をかかせたりするから困った時は自分独りでどうにかしないといけない(【回避型】のアタッチメントスタイル)とか、関係性は常に不安定だから様々なやり方で相手を引き留めておかなければ自分は独りぼっちになってしまう(【不安型】のアタッチメントスタイル)といったような対人関係のモデルが子どもの心の中に作られていき、その後の人間関係にも影響を及ぼすこととなります。
もし皆さんの中に、いつも人をうまく頼れず何でも独りで何とかしようと頑張ってしまう、いつも人間関係で不安になって相手の顔色ばかり気にしてしまうといったことでお悩みの方がいらっしゃるとすれば、そこにはアタッチメントの影響があるかもしれません。
それでは乳幼児期に安定したアタッチメントが作れなかった場合、一生対人関係で苦しい思いをするのでしょうか?そんなことはありません。脳の神経可塑性によって、アタッチメントは成人以降も変化する可能性があると考えられています。例えば心が健康な人との友情、自分を大事にしてくれる人との恋愛等を通して、最初は不安定なアタッチメントスタイルがどんどん安定型に近づいていく可能性があります。そのためには、自分が一緒にいて安心できる人との関係性を積み重ねていくことが大切です。
そういう相手が思いつかない時は、どうぞカウンセリングを検討してみてください。カウンセラーとの関係性の中で、安心感が高まっていくと、アタッチメントスタイルが少しずつ修正されていき、外の世界でも安定した人間関係が築けるようになっていくことがあります。
2025.06.18
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
寒暖差の大きい日々が続いていますね。雨の日も増えて、梅雨の始まりも感じる季節となりました。気圧の変化も大きく、精神の調子にも影響が出ている方もいらっしゃると思います。今回は、雨の日でもストレス発散の一助になる方法についてご紹介します。

一つ目は塗り絵です。「色を塗る」という行為に集中することで、ストレスの発散に繋がり、リラックス効果を得ることができるといわれています。また、色は「感情」と深くリンクしていると考えられており、言葉にならない感情の整理を手伝ってくれることでしょう。本屋などで塗り絵を見かけて、もしご自分で惹かれる模様などを発見したらぜひ試してみてください。

二つ目はコラージュです。コラージュはもともと芸術療法の一つです。好きな写真、絵、雑誌を切り抜き、紙に貼ったりして一つの作品として作ります。この作業は、集中を促すだけでなく、自分の好きなもの、思い出に残っているものなど、ご自身の大切なものに気軽に触れられる機会にもなるでしょう。

特に、絵を描くことが苦手だったり、抵抗のある方は取り組みやすいでしょう。目の前にあるものを通して新しい自分を発見したり、過去を振り返ることで、言葉にする手助けになり、塞ぎがちだった心を少し軽くしてくれるかもしれません。もし、お一人ですることを難しく感じたり、一緒に話し合う場所が欲しいと感じたら、いつでもご相談に来院してくださいね。
2025.04.28
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
こんにちは。
爽やかな五月晴れに、夏の気配を感じるころになりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
新年度からの環境変化に疲れを感じたり、連休でしばらく離れることもあり学校や職場に行くのを億劫に感じる方も多いのではないでしょうか。
「お休みして家にひきこもっていたい!」と思ったり、ご家族が実際にお休みされる様子を見て「このままじゃひきこもりになってしまう・・・」と心配する方もいらっしゃるかもしれません。
「ひきこもり」とは状態を表す言葉です。
様々な要因の結果として社会とのつながりや社会参加を避けるようになり、原則的には6カ月以上にわたって家庭にとどまり続けている状態をさします。コンビニや趣味の買い物など、ほかの人との関わりがほぼない外出をしている場合にも、広義にはひきこもりに当てはまります。
ひきこもり状態となる要因や年齢は様々ですが、多くの方は何らかの生きづらさを感じています。心身のエネルギーが枯渇するまで頑張って家から出られなくなることもあれば、「このままでは危険だ」と自分を守るために家にこもる選択をする場合もあるでしょう。
治療が必要となるような症状やしんどさを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。まずはゆっくりと、ご自身のペースでエネルギーを回復していくことが重要です。
また、ひきこもりが長期化すればするほど、何がどう辛いのか、言葉にするのが難しい場合もあります。きっかけとなるようなことから離れられても、新たな問題(例えば休んでいることへの罪悪感や家族関係の悪化など)が生じてしまい苦しい、ということもありますし、なんとなく人の目が気になって日中の活動が減り、気がついたら昼夜逆転していた、ということもよく言われます。
カウンセラーと一緒に状況や問題を整理してみることも、改善のきっかけになるかもしれません。たとえすぐに生活リズムを戻せなくとも、焦ったり自分を責めたりせずに、今出来ていることを認め、少しずつ増やしていきましょう。
「ひきこもりとは言えないのでは」「受診するほどひどくないのでは」などとご心配なさらず、どうぞ当院を一度受診してみてください。医師やカウンセラーにあなたのお話を聞かせてもらえませんか。
2025.04.28
【カウンセリングの認知行動療法について】
カウンセリングの 認知行動療法について新たな追加をして説明しております。ご興味のある方はこちらをお読みいただきましたらと存じます。
2025.04.09
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
今回は以前のコラムで紹介されていたDESC法について、より具体的にご紹介したいと思います。
例えば…最近、仕事から帰ってきた夜に、母親から頻繁に電話がかかってきます。どうやらストレスが溜まっている様子です。あなたは今週仕事が忙しく、毎日疲れて帰宅しており、早く休みたいなぁと思っています。
こんな時、あなたならどうしますか?何と言いますか?
早く休みたい気持ちを抑えて「そうかぁ、お母さん最近大変なんだね…」と話を聴く方もいらっしゃるでしょう。あるいは、「もう!毎日いい加減にして!私だって疲れてるの!!」とイライラをぶつける方もいらっしゃるかもしれません。

一般的に人間関係の葛藤を避けたい時、人は非主張的になるか、攻撃的になりやすく、どちらかを選んでその場を収めようとする傾向があると言われています。ですが、非主張的な人は欲求不満が溜まり、ある日突然キレたり、心身の不調に陥るかもしれません。攻撃的な人は、激しい怒りによって親密な人間関係を失ってしまうかもしれません。では、どのように対応したらいいのでしょう。このような時にDESC法が役に立ちます。

DESCは自己表現の台詞に必要な4つの要素の頭文字を取ったものです。
●D(Describe/描写する)
今相手と話そうとしている状況について「客観的」「具体的」に描写します。ここではまだ自分の気持ちや判断(主観)は言わないようにします。ポイントは、「うん、確かにそうだ」と相手も分かってくれるように描写することです。
●E(Express/表現する、Explain/説明する、Empathize/共感する)
その状況についての自分の気持ちや考え、事情を伝えます。相手への共感やねぎらいを伝えることも大切です。ポイントは、「私」を主語にし、あまり感情的にならずに冷静に述べることです。
●S(Suggest/具体的に提案する)
相手にしてほしいことを具体的にお願いしたり、提案したりします。ポイントは、今の相手ができそうな、現実的な小さな行動の変化を提案することです。
●C(Choose/選択する)
相手の行動を受けて自分がどう行動するかを伝えます。ポイントは、相手にも相手の考えや事情があるので、相手が提案を受け入れてくれない場合もあることを考えておくことです。

先ほどの例を用いて台詞の一例を作ってみましょう。
「今週お母さんから夜に電話が来るのは3回目よね(D)。お母さんも大変なところ悪いんだけど、実は私も今週仕事がとても忙しくて、夜になると疲れて頭がボーッとしてしまうの(E)。もしよかったら仕事が落ち着いたタイミングで一度実家に帰るから、その時に話を聴かせてくれない?(S)そうすれば私も集中して話が聴けそうな気がするわ(相手の肯定的反応に対するC)。もしそれが難しければ、週末に電話をしてきてくれないかしら?(提案を受け入れられなかった場合のC)」

これらの台詞は全て繋げて言わなくてもいいですし、順番が前後するような場合もあるでしょう。大切なことは、今自分がD、E、S、Cのどれを言っているのかを意識しながら話すことです。
DESCは仕事の場面でも、夫婦・親子関係においても、日常生活でも、あらゆる場面で使える方法です。言いにくいことを言わなくてはならない時、うまく言えるか不安がある時、困っていることをうまく伝えたい時に、ぜひDESCを作ってみてください。DESCは使い慣れと練習が大事です。様々な場面で何回も台詞を作ったり、頭に置いてやりとりしてみましょう。
2025.04.01
【GW休診のお知らせ】
4月30日から5月6日まではお休みを頂いております。
4月の最終診療日は 26日土曜日となります。5月の診療開始日は 7日となります。
ご迷惑をおかけして申し訳ございませんがなにとぞよろしくおねがいいたします。
2025.03.12
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
三寒四温とは言いますが、近頃は特に季節の変わり目の寒暖差が大きいようです。着るものに迷う方も多いのではないでしょうか。季節の変わり目は、変化にともなって気分の落ち込みや波を感じる場合があります。今回は、季節の変わり目に役立つトピックスをご紹介させていただきます。
●時期的な特徴を知っておく
・季節の変わり目は多くの人が心の浮き沈みを感じます。否定しすぎずに「しばらくすると安定する」「今はそういう時期」と思うと少し気分が楽になる場合があります。
●日光を意識的に取り入れる
・朝の日光を浴びることでセロトニン(幸福感をもたらす脳内物質)の分泌が促され、気分の回復に役立ちます。
●マインドフルネス
・コラムで以前ご紹介したマインドフルネスもおすすめです。 「今、ここ」に集中することで、気分の波に巻き込まれにくくなります。
・マインドフルネスでは、今感じている感覚(呼吸、見えるもの、匂い、音、味などで集中しやすい感覚)に集中します。春の花の香りや鳥の鳴声、光を意識的に感じることもおすすめです。
●スモールステップと達成感
・春の訪れとともに「無理のない小さな目標」を設定してみるのはいかがでしょうか。これは「スモールステップ」と言われています。
・大きな目標ではなく、ほんのちょっとがんばればできそう!という目標がおすすめです。例えば、「今日は本棚の一箇所だけ片付ける」「窓を開けて深呼吸をしてみる」など)
・スモールステップを達成したらご自分を褒めて、小さな成功体験を積み重ねていくと心の健康が高まります。
●つながりを大切にする
・気分が落ち込みやすい時は、意識して安心できる人との時間をもつこともおすすめです。
●春の食材やリラックス効果のある食材を取り入れる
・春野菜(菜の花、春キャベツ、アスパラガスなど)に含まれるビタミンは体調の安定に役立ちます。
・温かいハーブティー(カモミール、ラベンダーなど)はリラックス効果を得られます。

これらの方法を試してみても、季節の変化に伴う気分の落ち込みが長く続く場合は、ぜひ早めに安心できる人や医療機関にご相談ください。気温差の大きい時期ですが、心や体を大切にしつつ過ごしていきましょう。
2025.02.07
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
そろそろバレンタインの時期ですね。こういったイベントがあると、楽しみに思う一方で、カップル関係や夫婦関係について改めて考えるきっかけにもなるかと思います。
相手に対して不満があるとき、改善してほしいことがあるとき、ついつい「どうせあなたは○●って思ってるのかもしれないけど、・・・」「また○●って考えてるんでしょ!」などと、相手の考えや気持ちを断定した言い方をしてしまうことってありませんか?
自分が考えていることの答え合わせをしたい気持ちもよくわかります。しかも答えは合っているかも知れません。しかし、言われた方の反応はどうだったでしょう?
いくら指摘が正しくとも、上記のように言われると「そんなことはない!」「他の事も考えてる!」などと反論したい気持ちが湧いてきませんか?
より建設的な話し合いにするために、不満や改善してほしいことがあって話し合いをするときは特に、相手の意図や気持ちをこちらが決めつけて話す、ということは(その内容が正しくても)避けることをお勧めします。
これは、「あなたはいつもそうだ!」「絶対に○●するじゃないか!」などの言い方も同様のことが多いです。
自分も相手も大切にする自己表現、アサーションのスキルの一つDESC法では、話し合いの話の順番として、事実や状況の確認から始めます。
相手の意図期待考えなどに対する「推測」はちょっと横に置いておき、「この前△があった時、◆があったよね・・・」など、まずはお互いにあったこと状況を確認しましょう。そ次に、それについてあなたがどう感じたか、具体的にどう改善したいと思っているか、という風に伝えてみると話し合いがスムーズにいくかもしれません。
何て言ったら良いか伝え方に迷うとき、自分はどうしてほしいのかわからないとき、ぜひカウンセリングにお越しください。カウンセラーと一緒に考えてみませんか。
2025.01.10
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
新しい年が始まりました。
今年挑戦してみたいこと、新しく始めてみたいことはありますか?
何かを始めたい、やってみたいと思った時に、すんなりそれをスタートできる方もおられる一方で、「私は不器用だからきっとうまくできない」、「私は継続するのが苦手だから始めてもどうせ続かない」、「私は人と話すのが苦手だからこういう仕事には向いていない」など、自分の思いを否定したり批判したりする声が頭の中に浮かんできて、なかなか新しい1歩が踏み出せないという方もいらっしゃるかもしれません。
あなたの頭の中に浮かんでくるこうした声は、どこから来ているのでしょうか?
声のルーツを探っていくと、小さい頃に親から言われていた言葉であるとか、学校での出来事や人間関係を通して染みついていった言葉であるといったことに気づかれるかもしれません。つまり、過去に人から言われた言葉や過去の経験からその時に学んだことが、今の自分をずっと縛っていると言えます。
今のあなたは当時のあなたと同じではありませんし、あなたの周りにいる人々も当時とは違っているはずです。いつまでも過去の言葉の言う通りに振る舞わなくてもいいのです。本来のあなたがやってみたいと思うことに、自由に踏み出していっていいのです。
もし自分の気持ちを否定したり批判したりする声によって、本来のあなたが発揮できなくなっている時には、ぜひ当院にご相談ください。あなたが本来持っている力を発揮できるようにお手伝いさせていただければと思います。
今年がみなさまにとって素敵な1年となりますように。
2024.12.01
【年末年始の休診のお知らせ】
12月29日(日)から1月6日(月)までは休診となります。
ご迷惑をおかけしますがどうぞよろしくおねがいいたします。
2024.12.11
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
師走になり、心身ともに忙しく慌ただしいという方も多いかと思います。今回は、そんな時に特に意識すると役立つ「心身相関」について、ご紹介させていただきます。
「心身相関」は、心と身体は密接に関係していて、お互いに影響を与え合っているという考え方です。この考え方は、東洋医学、西洋医学ともに古くから用いられており、現代でも重要視されています。
心身相関の例としては、下記のようなことがあります。
①大切な発表をする前に、緊張、不安、ストレスを感じ(心の反応)、手が震えたり、胃痛、吐き気、声の震え、口が渇く、心拍数が増える(身体の反応)。
②また、良いニュースを聞いた時には、喜びや達成感、安堵、幸福感などを感じ(心の反応)、身体的には食欲が増したり、筋肉の緊張が緩んだり、よく眠れるようになる(身体の反応)。 
このように、心と体は常に密接に関係し合っていて、一方の変化が他方に影響しています。そのため健康を維持するためには、どちらか一方でなく心身両面の健康を維持していくことが大切です。
また、慢性的にストレスがあり、変化が緩やかな場合、じわじわと進行するサインに気づきにくく「いつもの状態」として慣れてしまう場合があります。疲労感が日常化して違和感を感じにくく、実は負荷がかかり続けている時は特に注意が必要です。
見逃されやすいサインの例としては、微熱、何となくだるい、食欲の微妙な変化(増減ともに)、集中力の低下、些細な物忘れの増加、軽いめまいや立ちくらみ、軽度な睡眠の質の低下、イライラ、落ちこみやすいなどがあります。ほっておいても大丈夫かな?と感じさせるような小さなサインにも目を向けて、いったん振り返ってみることが役立つかも知れません。
その日の気分、体調、出来事、食事、睡眠をメモなどで記録しておくとご自身で変化に気づきやすくなります。早めに心身のサインを見つけてケアすることで、良い健康状態を保ちやすくなります。慌ただしい時期だからこそ、ぜひ意識してみてください。もし気になることなどがありましたら、当院でもぜひご相談いただけたらと思います。
2024.11.8
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
だんだんと冬が近づき、気温が下がってきましたね。ご体調にはくれぐれもお気を付けてお過ごしくださればと思います。
当院にご相談に来られる方は、ご自身の「性格」を悩みで抱えていることが多いように感じます。変化していくことはとても重要ですが、一方で今までの自分を否定してしまい、苦しく感じておられる方もいらっしゃるでしょう。
そのような考え方に陥ってしまった際には、「今までの性格や行動は、これまで生き残るために必要であった」と捉えてみてはいかがでしょうか。
例えば、ご両親との関係をうまくいかせるために「我慢する」ということを積み重ねてきた結果、人に自分の考えを伝えることが苦手になっているのかもしれません。集団生活を自分なりに乗り越えるために「人と距離を置く」という方法を身に着けたのかもしれません。
現在お悩みの状況について、そのように「過去に必要だったコミュニケーションの仕方だけではうまくいかず、他の方法も試してみる時期に入っている」と考えてみるとどのようなお気持ちが湧くでしょうか。ご自身の性格を過度に責めすぎることなく、柔軟に受け入れる一助になると思われます。
ぜひ一度当院に相談にいらっしゃってください。一緒に考えさせていただければ幸いです。
2024.10.10
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
先月のコラムでは、リラックス法のひとつとして呼吸法が紹介されています。呼吸法はまた、不安や恐れ、怒りを感じた時に、それらを和らげる方法としても大変有効なものです。
呼吸の仕方は、今の自分の感情状態を反映するだけでなく、感情の一因ともなるものです。例えば、不安を感じている時の呼吸はきっと浅く、速くなっていることでしょう。この時、この体の反応に意識を向けずに無いもののように振る舞うと、ますます不安が増してさらに呼吸が浅く胸が苦しくなってますます不安になる、というような悪循環に陥ることはないでしょうか。
不安や恐れ、怒りを感じる時は、それらを感じる体の部分に意識を集中させながら、4~5回深く腹式呼吸をしてみましょう。この時、できれば吐く息は吸う息よりも長めに行うとよいでしょう。
また腹式呼吸とともに、自分が穏やかでリラックスしていられる場所をできるだけリアルに思い浮かべてみましょう。自分がその場所にいるところを想像してみてもよいでしょう。あるいは、一緒にいると喜びや優しさ、思いやりを感じる大切な人、大好きなペットなど、ポジティブな感情と結びつきやすいイメージを思い浮かべてみるのもよいでしょう。
そしてそうしたポジティブなイメージで、今抱えている不安や恐れ、怒りが中和される様子を想像してみましょう。不安や恐れ、怒りが十分に消えたら、最後に再びご自分の体の内側を観察してみましょう。最初とどのような変化があるでしょうか。
このようなイメージを使った呼吸法を行うことで、不安や恐れ、怒りを感じる脳の扁桃体の活動を抑えることが期待できます。そうした感情を感じた時に行えるのはもちろんですが、すぐに心を落ち着かせられるようになるトレーニングにもなりますので、毎日数回、数分ずつ練習してみることをぜひお勧めします。
2024.09.10
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
今年の夏は、まるでサウナに入っているかのような暑さでしたが、9月に入り少しずつ涼しい風を感じられるようになりました。ほっと一息ですが、夏の疲れが残っている方も多いかも知れません。そんな時は、ぜひリラックスする時間を意識的にとり、疲れをためすぎないようにしていきましょう。

リラックス法のひとつとして、このコラムで以前に「呼吸法」をお伝えしていましたが、今回はさらに「丹田」を意識した呼吸法をご紹介したいと思います。丹田という言葉をお聞きになったことはありますか。丹田は、おへそから指3~4本下がったところで、体の内部にあるとされています。

気功や太極拳などの東洋の健康法では、丹田はエネルギーを集中させるところと言われ、武術でも力をため安定した姿勢を保つために意識されます。意識を丹田に向けることで深い呼吸ができたり、集中力の向上、ストレス軽減、身体のバランス改善などの効果があるとされています。ぜひ活用してみましょう。

□ 丹田を意識した呼吸法
① 骨盤の上に背骨がすっと立つように背を伸ばします。頭が上からひっぱられているイメージです。この時、肛門に力を入れ、肩の力は抜きます。
② 鼻からゆっくり息を吸い込みます。丹田を意識して、そこに空気が入っていきます。
③ なるべくゆっくり口から、丹田に入っていた息を吐きます。
④ 慣れてきたら、イメージを加えてみるのも効果的です。
・息を吸い込むときは、元気や良いものが入ってくるイメージ。例えば、花の芳しい香り、新緑の清々しさ、朝の新雪の気持ちよさ、海の楽しい雰囲気など、ご自身が好きなものが良いでしょう。
・息を吐くときは、疲れや緊張、怒り、不安、重いものなどが出ていくイメージをおすすめします。

短い時間でも行うと、気分がすっきりしたり、体がリラックスする感覚を得られると言われています。ぜひ生活に取り入れていただけたら幸いです。
2024.08.07
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
まだまだ暑い日が続きそうですね。急な気候の変化に対応したり、日頃の体調の管理など、気を配らなければいけない状況も多くなってきているでしょう。
生活していると適応しなければいけないことも多く、特に職場や学校など、「環境」に馴染まなければいけなかったり、何かしらの役割を与えられることがあるかと思います。
そのように自分の置かれた環境に合わせようと、自分の考え方や行動などの内側を無理に変えてしまっていることはないでしょうか。ご自分の心や気持ちを無視したり抑圧してまで周りの環境に合わせようとすることは、「過剰適応」と呼ばれることがあります。
「ご自分の中の幸福と満足度(内的適応)」と「環境や現実の要求に応じて自分を変えること(外的適応)」のバランスが崩れてしまい、結果として睡眠障害やうつ状態など、心身の不調に繋がってしまうようです。
過剰適応を起こしやすい人の特徴として、様々な研究からいくつか以下に紹介します。
・物事に几帳面であり、仕事熱心で忍耐強く、頑張り屋
・他者からの評価を気にしやすい
・自分のことを我慢しても他人のことを優先する
・他人に頼らず自分だけで解決しようとする

このように、日頃から周りのために一生懸命頑張られている方が過剰適応に陥りやすいといえるでしょう。ご自身が「当てはまる」と思ったら次のことについて意識して生活してみることをおすすめします。
・自分のできる限界を把握し、それを守る
・ご自分に必要な助けを周りの人に伝える
・自分の気持ちや状態をよくモニタリングする
簡単にできないこともあるかもしれません。もしも困っていることがあれば、お一人で抱えず、ぜひ当院に相談にいらしてください。
2024.07.10
【夏季休診のお知らせ】
申し訳ございませんが8月13日から17日まで夏季休診となります。
ご迷惑をおかけしますがなにとぞよろしくおねがい申し上げます。
2024.7.10
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
最近どのようなことがありましたか?と尋ねられたら、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。
「あの仕事はうまくいかなかったなぁ…」、「友達のあの発言は結構傷ついた…」、「部下が思い通りに動いてくれない!」、「子どもが言うことを聞かない!」など、うまくいかなかったこと、嫌だった体験を思い浮かべた方も多いのではないでしょうか。
私たちの脳は生まれつきネガティブな事柄や感情に敏感で、ポジティブな体験よりもネガティブな体験に意識が向きやすくなっていると言われています。これは心理学の用語で「ネガティブ・バイアス(ネガティビティ・バイアス)」と呼ばれています。
人間は進化の過程で身の危険や敵意を察知して、それを記憶に残し、それらを避けることで生き延びてきているため、これがネガティブ・バイアスが生まれるひとつの大きな理由と考えられています。ネガティブな出来事はポジティブな出来事よりも5倍速く記憶され、5倍記憶に残りやすいという研究もあるのです(Baumeister et al., 2001)。
人間の脳にはそのような性質があるため、カウンセリングでは、相談に来られた方のポジティブな感情や、カウンセラーから見てその方のポジティブと思われる側面に意識的に注目し、時間をかけて一緒にそれを扱う、ということをすることがあります。
「大変な仕事を無事に成し遂げることができたこと」、「人とのやり取りの中で嬉しさ、楽しさ、感動を覚えたこと」、「他の人から感謝されたこと」、「自分自身に誇りを感じたこと」…このようなポジティブな体験を相談者の方がしっかりと感じられることで、その方の中に回復力が育ち、回復力が育つと、それまではうまく対応できなかったストレスやトラウマに対して、より適応的に対応できるようになり、早く立ち直れるようになっていくと考えられています(花川,2020)。
もし今ネガティブなことばかり考えてそこから抜け出せなくなっている、自分の良さが分からなくなっているといったことでお困りの方がいらっしゃれば、ぜひご相談いただければと思います。あなたの中のポジティブな面に一緒に光を当てていきましょう。
2024.6.12
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
梅雨の時期には、雨で空がどんよりしていたり、湿気で体が重く気分もすっきりしない、何となく姿勢もうつむきがちになるという方も多いのではないでしょうか。そして、姿勢がうつむきがちな日が続くと、さらに体が重く、気分がすっきりしないかもしれません。

私たちの心と体は、お互い密接に影響し合っていると言われています。これは、心身相関と呼ばれ古くから探求されてきました。

心と姿勢についても、さまざまな研究があります。例えば、前かがみの姿勢はネガティブな気分になったり、元気が出にくい一方、背筋を伸ばした姿勢は、よりポジティブな気分になり元気が出やすいと言われています(Peper et al., 2017)。また、背筋を伸ばして座ることで、自分自身のポジティブな側面により目を向けられるようになるようです(Briñol et al., 2009)。さらに、良い姿勢は深い呼吸ができ、リラックスしやすくなります。

このように、意識的に背筋を伸ばして良い姿勢でいることは、より良い気分やストレスを受けにくい状態で、日常生活を過ごすことに役立ちます。

良い姿勢になるコツは、以下のようなポイントを意識しましょう。足は肩幅程度に開きます。頭をまっすぐに保ち、耳が肩の真上にくるようにして、顎を軽く引きます。肩をリラックスさせ、後ろに引きます(肩甲骨を軽く引き寄せる感じで、胸を開きます)。背筋を伸ばし、自然なS字カーブになるように意識しましょう。骨盤を前後に傾けずまっすぐに立て、腹筋を軽く引き締めます。

この姿勢になった時に、ご気分の変化はありましたか。普段、前屈みになりやすい方は、この姿勢をとると最初はかなり違和感があるかもしれません。少しずつ、意識する時間を増やしてみましょう。

一方で、今落ち込みや不安、イライラなどが強い方は、この姿勢を維持するのが難しいかもしれません。心身相関のため、体が心に影響されて、つい前屈みになりがちになる可能性があります。そんな時は、まず心の方からアプローチすることもできます。心のケアに役立つことや、リラックスできる活動を取り入れていきましょう。もしよろしければ当院でもご相談いただけたらと思います。心と姿勢を整えて、梅雨の時期を乗り切りましょう。
2024.5.14
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
寒暖差や不安定な気候の中、ようやく暖かい日が続くようになりましたね。新しい環境にも慣れ始め、街も活気づいているように感じます。

一方で、状況の落ち着きとともに、普段ご自身が悩んでいることに意識が向いている方もいらっしゃるでしょう。
「人からどう思われているか怖い」「もっと改善すれば完璧なのに」「色々なことに対して不安」などなど、日常で様々な不安や恐怖と向き合っている方は多いと思われます。
そのようなお気持ちが大きくなってきたら、「森田療法」の考え方を少し借りてみるのはいかがでしょうか。
森田療法は精神科医の森田正馬(もりたまさたけ)が、自らの神経症(現在の不安障害や強迫性障害)の闘病体験をもとに創始した日本発祥の治療法です。
この治療法で最も重要なワードとして「あるがまま」が挙げられます。
軸となる森田療法の考えは以下であるといえます。

・不安や恐怖は人間であれば感じて当然のこと
・不安や恐怖は「よりよく生きたい」という願望が表れたもの
・それらを排除するのではなく、受け入れて自分らしく生きていくこと

不安を排除しようとすると、その不安に集中し、むしろ不安が大きくなって悪循環に陥ってしまうこともしばしばあるでしょう。
むしろ、その不安を抱えながら、思い切ってやりたいことや目の前のことに臨み、目的を達成していくことで、症状と共存して建設的に日常生活を送れるようになることを目標としています。
最初は不安でしかなかったことが、だんだんと目標に近づくことで生き生きした自分を感じられるようになるでしょう。

実際の森田療法を実践するには専門機関を探さなければなりませんが、考え方を借りて生活していくことは十分可能だと思われます。もし、興味のある方はご来院ください。一緒に考えていきましょう。
2024.4.6
【クリニックからのお知らせ】
当クリニックでは、「にんにく注射」を提供しております。この注射は、ビタミンB1を中心としたビタミンB群が配合された栄養補助的な治療です。肉体疲労を感じている方に対して、必要な栄養分を効果的に補給し、サポートすることを目的としています。料金は2,400円から2,900円(税込)となっております。

お問い合わせやご相談はお気軽にどうぞ。
2024.4.12
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
新年度が始まりました。この時期、生活環境が変わられた方も多いのではないでしょうか。新しい場所、新しい人間関係…知らず知らずのうちにストレスが溜まっていることがあるかもしれません。慣れない環境の中では、日々、行動したり考えたりすることに忙しく、目まぐるしく毎日が過ぎていく感覚になるかと思います。このような時は、意識的に、積極的に、自分自身をケアする時間を持ちましょう。

1日の中の数分を、ご自分の身体と心を観察する時間にあててみましょう。まずはゆったりと座り、深呼吸(腹式呼吸)を数回してみましょう。そして、ゆっくりとした時間の流れの中で、頭の先からつま先まで、あなたの身体の内側に順番に注意を向けてみましょう。
体の内側でどのようなことに気付くでしょうか。胸がざわざわする、手足が冷たい、呼吸が浅い、肩が痛い…もし小さな感覚でも何かに気付いたら、その感覚に名前を付けてみましょう。怒り、悲しみ、怖さ、喜び、ワクワク…。漠然とした感覚に名前が付いただけで、ふっとラクになることがあります。

そして、あなたの中に起こってきた感情を、良い/悪いと判断することはせずに、ただただ認めてあげましょう。その感情は、あなたに気付いてもらいたがっているかもしれません。あるいは、何かをしたがっているかもしれません。少し時間をかけて、ゆっくりゆっくりとその感情を味わってみましょう。「新しい環境で認められるかが不安で、怖くて逃げだしたい気持ちなんだね」、「あんなことをされたら悲しくなって当然だよね」などと、ご自身の感情に、思いやりや理解を向けてあげましょう。

あなたの感情があなたに伝えるメッセージにしっかりと耳を傾けてみると、じゃあこうしてみよう!こういうことを試してみよう!という、あなたの気持ちにそった行動がとれるようになることがよくあります。私たちは感情と身体感覚を通して、自分自身を知るのです。
今ここにいる自分自身を感じるゆったりとした時間を、ぜひ日々の生活に取り入れてみてください。
2024.4.6
【クリニックからのお知らせ】
当クリニックでは、「にんにく注射」を提供しております。この注射は、ビタミンB1を中心としたビタミンB群が配合された栄養補助的な治療です。肉体疲労を感じている方に対して、必要な栄養分を効果的に補給し、サポートすることを目的としています。料金は2,400円から2,900円(税込)となっております。

お問い合わせやご相談はお気軽にどうぞ。
2024.4.6
【5月の臨時休診のお知らせ】
ご迷惑をおかけしますが、4月30日、5月1日、5月2日は、休診とさせていただきます。
申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。
2024.3.11
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
年度の変わり目は、環境が変わり何かと慌ただしかったり、寒暖差が大きく自律神経が乱れやすく、うららかな春への期待とともに、大きな変化に対応するために心身にストレスがかかりやすい時でもあります。
「ストレス」というと、「悪いことや、辛いことによるダメージ」と捉える方が多いかも知れません。しかし、ストレスは、昇進、結婚などのおめでたいことや、引越し、異動などによっても引き起こされることがあります。つまり、大きな変化それ自体が「ストレス」となる可能性を含んでいます。そのため、変化の大きい春の季節には、心身のケアをより意識して取り入れていきましょう。
ストレスがたまり過ぎた時には、様々なサインが現れますが、例えば次のようなものがあります。

[心のサイン]
・不安、落ち込み、怒り、イライラ、焦り、情緒が不安定、集中力・気力の低下、など
[体のサイン]
・だるい、疲れやすい、寝すぎる、眠れない、頭痛、肩こり、食べ過ぎてしまう、食欲がない、など
[行動のサイン]
・人を避ける、あまり話さなくなる、うっかりミスが増える、生活リズムが乱れる、飲酒量が増える、喫煙良が増える、など

このような、「ストレスのサイン」に気づいたら、早めにセルフケアを行いましょう。セルフケアは、体や心の健康をご自身でケアできる方法や活動で、慢性的な不調を防いだり、病気を予防しやすくなります。ご自身に合ったものを取り入れてみましょう。セルフケアには例えば、次のようなものがあります。

[心のセルフケア]
・瞑想、深呼吸、リラックス法、ヨガなどを取り入れて、意識的に気持ちを落ち着ける時間をつくる。
・感情を表現する。ご自身がどう感じているかを話しやすい人に話したり、人に見せなくても良いので書き出してみる。
・趣味や興味のあることなど、ご自身が好きなことをする時間をとる。
・安心できたり、一緒にいて楽しいと感じる人との交流やコミュニティ活動に、無理のない範囲で参加する。
・自然に触れ、景色、音、香りなどを楽しむ。

[体のセルフケア]
・栄養バランスの良い、適正な量の食事をとる。
・十分な睡眠時間と良質な睡眠をとる。休日もできるだけ決まった時間に起床したり、起床後にカーテンを開けて部屋に光を入れると、睡眠のリズムを整えやすくなります。
2024.2.13
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
2月に入り、雪が降るほど冷え込みましたね。お身体の調子などいかがでしょうか。 今回は、グルグルと思考が止まらない時に、普段の生活で実践できる応急処置を紹介したいと思います。

特に過去の嫌だった出来事を思い出してしんどい気持ちになったり、未来のことを想像して不安を持ったりされる方は多いのではないでしょうか。 もちろん生きていれば、そのような時間も必要になると思われます。

ですが、長時間続くような場合、ご自分でどのように切り替えていいのかわからないこともあるかもしれません。 気持ちの切り替えや、グルグルとした思考から離れる方法として、「瞑想」や「マインドフルネス」が思い浮かぶ方もいらっしゃると思いますが、苦手に感じたり、ハードルの高いことと思う方もいらっしゃるかもしれません。 そのような時は、「今、ここ」を意識することから始めるとよいかもしれません。今、あなたには何が見えているでしょうか。 まず、ご自分のいる場所を認識してみましょう。 お家の中である場合、居間でしょうか、寝室でしょうか。「ここは〇〇だ」と声に出すとより明確に集中できるかもしれません。

次に、何が見えるか見渡してみましょう。 そこにあるもの、例えば机や椅子はどのような形をしているでしょうか。 だんだん周りの景色が見えてきたら、ご自分のことを考えてみましょう。 「今、ここ」のご自分はどのような状態なのでしょうか。身体に力が入って緊張したり、息が苦しくなっているでしょうか。 緊張しているご自身を感じたら、深呼吸をしたり、肩を回してみるなど、リラックスできるようにするとよいでしょう。不安から少し距離が取れる場合があります。 過去や未来、今ここにないものに縛られてしまいそうになったら、「今、ここ」に集中してみてください。

難しいなと感じたり、不安が大きくなったりするようであれば、早めに相談しにぜひ来院してくださいね。ご一緒に考えさせていただけたらと思います。
2024.1.11
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
新しい年が始まりました。今年はこれを始めたい、こんな自分になりたいと考えている方、また、既に行動に起こしている方もいらっしゃるかもしれませんね。

中には、今年こそはずっと気になっていた心の問題を解消したい、ずっとモヤモヤしているこの気持ちを軽くしたい、この症状を改善したいと思っている方もおられるかもしれません。もしそう思っていらっしゃる方は、今少し時間をとってみて、あなたが今抱えている悩み、これから変えたいと思っている症状や感情について、ノートに書き出してみてください。

書き出してみると、どのようなことを思うでしょうか?

「こんなことで悩んでいるなんて情けない」とか「これぐらいのことは我慢して頑張らなきゃ」とか「こんなことで悩むのは心が弱いからだ」などという言葉が頭に浮かんだ方はいませんか?

クリニックにはそんな思いを抱えながらやって来られる方が多くいらっしゃるように思います。そんな“情けない”、“恥ずかしい”と感じる気持ちは、できれば人には見せたくないですし、自分もそれに目を向けるのはつらいものです。それでもクリニックに行って話をしてみようと思われたことは、自分の問題に勇気を持って向き合い、自分のためだけに集中する時間をつくり、積極的に自分と関わろうとしている、とても素晴らしいこと、そしてそれは弱いことなんかではなく、むしろその方の真の強さを感じます。

ひとりで頭の中でグルグルと「考えて」いると一向にそこから抜け出せないようなことも、安心・安全な場所で、信頼できる同伴者と一緒に、自分の感情や体の感覚に目を向けしっかり「感じて」いくことで、気持ちが和らいだり、視野が広がったり、それまで気づかなかった自分の強さに気付いて、新たな行動につながっていくものです。

もし今受診を迷っている方がおられましたら、ぜにお気軽にお問い合わせください。あなたの抱えるお悩みに一緒に大切に向き合っていきたいと思います。
2023.12.07
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
何かに失敗した時、思うようにいかない時、疲れて元気が出ない時、いつもどんな言葉をご自分自身にかけていますか。もしかすると、「こんなんじゃダメだ!」とか「何で上手くいかないだ?」という言葉かも知れません。それとも、「大丈夫、何とかなる!」「上手くいかない時は誰にでもあるよ」という言葉でしょうか。

ご自分でご自分にかけている言葉は、精神的な健康や安定に大きく関わっていると言われています。今回は、「セルフ・コンパッション」をご紹介します。セルフ・コンパッションは、「自分への優しさ」という意味になります。

冒頭でお伺いした、「上手くいかない時にご自分にかける言葉」は、どんな言葉でしたか。それは、ご自身の大切な人が落ち込んでいる時にかけてあげたいようなあたたかい言葉でしょうか。それとも、大切な人にはとても言えないくらい、厳しく追い詰めるような言葉でしょうか。多くの場合、私たちはつい自分自身に向かっては、厳しめの言葉を投げかけてしまいがちなようです。もしもいつもご自分に厳しめの言葉をかけていたら、その結果、どのような結果が生れるでしょうか。

近年、精神的な健康や安定には、「セルフ・コンパッション(自分への優しさ)」が必要ということが分かってきました。セルフ・コンパッションでは、「自分自身に対して優しさを示すことが、他の人に対して優しさを示すのと同じように大切」と考えます。この考え方は、2003年に心理学者のクリスティン・ネフ氏が提唱してから世界中で研究や臨床応用が盛んになり、精神的健康や安定に大きく関わることが明らかになっています。元々は、仏教の「まず自分自身を思いやることが必要で、そうして初めて他者を心から思いやることができる」という考え方に由来しています。

セルフ・コンパッションは、一見、自尊心と似ているように見えますが違った概念です。自尊心は何かが上手くいったり、人に勝った時などに高まりますが、上手くいかないと減ってしまいます。セルフ・コンパッションは上手くいってもいかなくても、人より優れていようといまいと関係なくそこにあります。例えると「いつも一緒にいてくれる友達」といえます。一方で自尊心は「都合の良い時だけ一緒にいてくれる友達」で、状況が悪くなったら一目散にどこかへ行ってしまったり、逆に自分を攻撃してくるかも知れません。

セルフ・コンパッションを持つことは、自分に対する思いやり深い態度と受容を持ち、自分の価値を他人と比較することなく受け入れることにつながります。一年が終わり、新しい一年が始まるこの時に、まずはご自身にいつもどんな言葉を投げかけているのかを観察してみていただけたらと思います。また、自分の大切な人にだったら、どんな言葉をかけるだろうと想像してみてください。なかなか自分に優しくすることが難しかったり、辛い時にさらにご自分を責めてしまい苦しくなる時は、当院でもぜひご相談いただけたら幸いです。
2023.11.10
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
11月に入り寒暖差が大きくなってきましたね。コロナやインフルエンザも流行し始めているようなので、お気をつけて過ごしてください。
ストレスや疲労によって心身の調子を大きく崩さないように、日頃から予防したり、早い段階で気づくことが大事だといえます。SOSを放っておくと、うつ状態に陥ってしまうだけでなく、他の精神疾患にも繋がる可能性があります。特に気持ちの面で気づくことが難しければ、身体的なサインを感じられるとよいかもしれません。

次のことが続くようであれば、休息の時間を多めにとるようにしましょう。
・食欲がわかない
・疲れが取れない
・寝つきが悪い・途中で起きる・朝早くに起きてしまう
・いつも難なくできていたこと(掃除やお風呂に入る)ができなくなる
・普段より集中力が続かない
・普段よりイライラしやすいと感じる
・気分が塞ぎ込みやすくなった

以上に挙げたことはあくまでも例です。重要なポイントは、「普段の自分ではない」と感じる不調に気づくことです。そのようなことを感じたら、まずはご自身を休ませることを優先しましょう。休息の取り方は、過去のワンポイントアドバイスもぜひ参考にしてみてください。
休み方がわからない、休息を取っているのに良くならないなど、なかなか改善しない時は早めにご来院していただけると幸いです
2023.10.13
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
みなさんは今、何らかのお悩みや生きづらさを感じてここを読んでくださっているかもしれません。「どうしていつも自分の限界を超えてまで仕事を引き受けてしまうのだろう…」、「どうしていつもグループの中で盛り上げ役になってしまうのだろう…」、「どうしていつも自分の意見を言えずに相手に従ってしまうのだろう…」、そのような思いを抱えてモヤモヤしておられる方もいらっしゃるかもしれません。

「自分の限界を超えても無理して頑張る」、「疲れるけれど我慢して自分のやりたくない役割に徹する」、「相手に迷惑をかけないように自分の思いは飲み込む」、こうしたパターンは、まだ幼い子どもの頃に、あなたが置かれてきた環境の中で、自分と他者(主に養育者)との関係性を維持するため、そして、自分自身を守るために身につけてきた苦肉の方策であることが多いのです。これまで生きてこられた歴史の中では、こうした方策があなたを守ってくれていたのです。その環境の中であなたが生き延びていくためには必要なものであったのです。ですが、こうして身につけ、長年従ってこられたこうした方策が、現在のあなたには必ずしも適切とは言えず、今や生きづらさの原因となってしまっているということは、割とよくあることのように感じます。

ご自身が長年従っているこうした方策に気付き、それを今ちょっと脇に置いてみたら、ご自分の中にどのような感覚や感情の変化が起こるでしょうか?そこに真の感情、本来の自分らしさを見出せることが多々あります。

なぜかいつも生きづらさを感じる、そう感じておられる方はぜひ一度ご相談いただければと思います。
2023.9.14
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
今年の夏は特に暑さが厳しく、例年よりも心身ともに負担を感じる方も多かったのではないでしょうか。今回は、主に5月から9月頃にかけて症状が現れやすい「夏季うつ病」について、ご紹介したいと思います。

うつ病にはいくつかのタイプがありますが、とくに思い当たるストレスがなくても、特定の季節にのみ症状がでるうつ病を「季節性感情障害」とよんでいます。「季節性感情障害」には、「夏季うつ病」と「冬季うつ病」があります。

「夏季うつ病」は、食欲低下、不眠、疲れやすさ、だるさ、寝つきの悪さ(疲れているのに眠れない)、など、夏バテと似た症状が多いため、ただの夏バテと思い気づくのが遅くなることがありますので、注意が必要です。「夏季うつ病」が夏バテと異なるのは、気分の落ち込みや不安感、意欲や喜びを感じにくくなる、感覚が敏感になりいつもは気にならないことが気になる、などの精神的不調を感じる点にあります。

原因は様々ですが、エアコンの効いた室内と室外の温度差により自律神経の調節が難しくなることや、直射日光に当たりすぎて疲労すること、高い気温が続き体への負担が大きくなること、暑さで食べやすいものが限られ、栄養が偏りやすくなることなどがあげられています。これらに加えて、日ごろから我慢したり無理をすることが多いなど、ストレスがたまりやすいと、さらに負荷がかかる可能性があります。このような状態が続き、脳のバランスが崩れることにより夏季うつ病の症状がでる場合があります。

「夏季うつ病」の予防としては、生活リズムを整え、就寝時の室温は28度前後に保つなど睡眠環境をととのえること、栄養バランスを考えた食事をとること、また、つい冷たいものを食べたくなりますが、白湯を飲むなど体を温めることや意識的にリラックスする時間を作ることが効果的です。これらは、夏バテにも役立つ予防法になります。

「夏季うつ病」と「夏バテ」は一見似ていますが、夏季うつ病の場合は、早めに医療機関にご相談いただくことで、悪化や再発が防ぎやすくなります。気になる症状があれば、ぜひ一度ご相談いただけたらと思います。
2023.8.10
【季節のワンポイントアドバイス】
外出するだけで疲れるような酷暑が続いておりますが、みなさま体調はいかがでしょうか。
ストレスが溜まり、体調を崩す方は多いかもしれません。ストレスと自律神経が大きく関係しているといわれていますが、しばしば「心」も深く絡んでいる時があります。
お腹を壊して大きな病気なのではと心配して受診しても何も異常がなく、「ストレスです」といわれ、どうすればいいかわからなくなった経験などはないでしょうか。
医学的には身体には問題がないのに、症状が出続けるときは、心からのS OS だと捉えてみるのも一つの手かもしれません。
心で受け止めきれないことがあると、そのことを身体が受け止めている場合があります。例えば、気持ち的には会社に行きたいのに、調子が悪くて行けないことが続いている時、「行けないご自分の気持ち」に目を向けてみることが手助けになるでしょう。
もしかしたら、会社に対して不満な気持ちがあったり、周りの人間関係に困っていたり、将来に対する不安などが隠れているかもしれません。このように、「実は行きたくない」気持ちを身体がそのまま背負ってくれて、症状として出ている可能性もあるのです。
そうした気持ちに気づいていくと、「身体」で受け止めていたものが、だんだんと「心の中」で受け止められるようになり、時間をかけて身体の症状が楽になったり、ストレスなどに対して感じ方が変わることもあるでしょう。
もちろん、身体的な病気が隠れている場合もありますので、定期的な検診で様子を見ることも大事です。ですが、「ストレス」が原因と言われている体調不良が続いていたら、ぜひ相談してください。何がその症状に繋がっているのか、一緒に考えさせていただければと思います。
2023.07.18
【夏季休診のお知らせ】
8月8日(火)から8月12日(土)まで夏季休診となります。
ご迷惑をおかけしますが何卒よろしくお願い申し上げます。
2023.07.12
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
ここを読んでくださっている方の中には、ご自分の感情との付き合い方に悩んでいる方がいらっしゃるかもしれません。

内心ではイライラしているのに笑顔をつくってしまったり、悲しくて涙が出そうなのにグッと我慢してしまったりすることはないでしょうか。ネガティブな感情だけではありません。幸せを感じた途端に不安に襲われるという方もいるかもしれません。

また、見たくない感情が出そうになると、仕事に没頭したり、沢山買い物をしたり、お酒を飲んだり、ひたすら運動をしたりして、その感情を無いことにしようとする方もいるかもしれません。

世の中には、“感情をコントロールするにはどうしたらいいか”、“いつもポジティブでいるためにはどうしたらいいか”といった類の本が沢山出ています。では、感情は感じないようにコントロールできたほうがいいのでしょうか?

実は、ある感情を無いことにしたり、その内どこかに消えてなくなるだろうとフタをしてみても、感情は目を向けてもらおうと、あなたの注意を引こうとし続けます。いつも感情を遠ざけて隠そうとしていると、後々になって、落ち込みや不安、不眠、様々な身体症状となって出てきてしまうこともあります。時々立ち止まって、自分の中にある真の感情に耳を傾けてあげることが大切なのです。感情はしっかり感じ切ってあげることができると、新しい適応的行動へとつながっていきます。認知が変化したり、今まで見えていなかった新しい行動をとってみようというエネルギーが湧いてきたりもします。

ですが、ずっと目を背けてきた感情にひとりで向き合うのは怖いことかもしれません。そんな時はカウンセリングをご利用ください。カウンセラーは安全な守られた環境の中で、相談者の方が今感じている大切な感情を一緒に見て、感じ切ることができるようにサポートさせていただきます。
2023.06.13
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
短所は長所?~リフレーミングについて~
コップに水が半分入っている所を想像してみてください。皆さんは「まだ半分も入っている」と思うでしょうか? それとも「もう半分しか入っていない」と思うでしょうか?同じ水の量なのに、表現の仕方で印象は随分と変わります。この違いはどこから生まれるのでしょう??

これは物事の捉え方の違い、ということが言えるでしょう。心理学でいう『リフレーミング』という事柄に関係しています。リフレーミングとは、『リ・フレームすること』、直訳すると『再枠づけ』ということになります。心理療法の文脈では、再枠づけすることにより、「ものの見方を柔軟にして、行き詰まりを打開することや、問題維持のメカニズムをより健康的なメカニズムに変える」ことが期待されます。

コップの水の例でも、最初は「もう半分しかない」と思うことは、完璧主義で、満点を前提として足りない部分に注目する減点主義と言えます。一方で「まだ半分ある」という考え方は、水がない状態を基準にするので、たとえ少なくても今あるものに注目し、その価値を認めていく考え方と言えます。どちらが正しいとか、より良い、という訳ではありませんが、たとえば前者の考え方を続けて行き詰った時に、後者の今あるものを生かしていく考え方は、事態の打開を助けてくれる可能性があります。

人は成長するについて、自分の短所は意識しがちとなり、スラスラと出てくるのに、長所は思いつかない...そんな方は下のリフレーミングの例を参考にしてみてください。皆さんが短所やコンプレックスと思っていることが、意外な長所になることがわかると思います。

【リフレーミングの例】
① あきっぽい⇒好奇心旺盛
② うるさい⇒活発・元気
③ おとなしい⇒おだやかな
④ カッとしやすい⇒情熱的
⑤ 調子に乗りやすい⇒ノリがいい
⑥ わがまま⇒自己主張ができる
⑦ のんびりした⇒細かいことにこだわらない
⑧ いいかげん⇒おおらか
⑨ がんこ⇒意思が強い
⑩ 気が弱い⇒やさしい
⑪ 諦めがわるい⇒ねばり強い
⑫ 消極的⇒ひかえめ

「自分にはよいところなんて 1 つもない」あるいは「よいところがわからない...」という方は、少しものの見方や捉え方を変えるだけで、今まで見えなかった自分の長所に気づかれることと思います。しかし、一人で考えても中々腑に落ちなかったり、かえって考え込むことになることもあるかもしれません。

そんな時はカウンセラーと共に考えることで新たな気づきが生まれることがあると思います。一人で抱え込まずに、自分を楽にする方法に考えられるようなお手伝いをさせて頂ければと思います。
2023.05.11
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
5月に入り、風が心地よく爽やかな陽気となりました。気候が良くなり、ほっと一息でしょうか。ただ、「5月病」という言葉があるように、この時期に「なんだか不調を感じる」という方もいらっしゃるかも知れません。

5月病は正式な診断名ではなく、この時期に心身の不調を起こす方が多いことから名づけられています。症状はいろいろで、「なんとなくやる気がでない」、「気分が落ち込む」、「だるい」、「集中力が落ちる」、「眠れない(または眠りすぎる)」、「食欲が出ない(または食べ過ぎる)」、などがあります。

原因としては、「ストレスや疲れがたまること」と言われており、例えば、新年度から新しい環境でがんばったり、気持ちが張りつめていた後に、連休の後で緊張の糸が切れてしまったということも多いようです。

ストレスは、仕事が多い、対人関係が良くないなど、状況的に大変な事柄以外でも、昇進、出産、進級などお祝い事とされることでも、負荷がかかりストレスとなることがあります。

五月病の予防は、ストレスや疲労をためすぎないようにすることや、それらをこまめに解消していくことと言われています。まず、何がご自身のストレスになっているのかをよく観察してみましょう。そして、それを減らすにはどうしたら良いか。同じ状況でも考え方、視点を変えてみるとストレスは減るかどうか。なにか行動を変える(人に相談する、嫌な事柄を避けるなど)と、ストレスや疲労をためすぎないことに役立つかなども考えてみましょう。

また、日頃からストレスや疲労解消に役立つことを積極的に取り入れていくことをお勧めしています。美味しいものをバランスよく食べる、歌う、運動する、気持ちが安らぐ音楽を聴く、ゆっくり入浴する、趣味の時間を増やすなど、日常の中で「やりやすいこと」をたくさん持っておくと良いかも知れません。このコラムでも以前にご紹介した呼吸法やマインドフルネスなどのリラクセーションも役立つと言われています。

ただ、もし「なかなか調子が戻らない」、「辛さが続いている」という場合は、我慢をしすぎずに、ぜひ早めにご相談いただけたらと思います。不調が起こりやすい時期を予防と早めの治療で、より健やかに過ごせるようにしていきましょう。
2023.04.14
【GWの臨時休診のお知らせ】
申し訳ございませんが5月2日、6日は臨時休診となります。
ご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくおねがいいたします。
2023.04.11
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
4 月に入り、環境も大きく変わる時期ですね。
人間関係が新しくなったり、覚える仕事が変化したり、緊張が多くかかる方もいらっしゃると思います。

飲み会やちょっとした会話で、「冗談がわからない」「相手のニュアンスがつかめない」など、コミュニケーションに困ったことはないでしょうか。ご自分がそのことで傷ついたり、ますます他の人と会話することに抵抗を感じてしまうこともあるでしょう。

そのような悩みが起こる理由として、以下のことに苦手さがあるからかもしれません。
①人の表情の変化をつかみ取ること
②相手の声の変化を聞き取ること
③会話のつながりを理解すること

これらは、言葉以外の情報(非言語情報)を、瞬時に読み取る力に関係しているといわれています。たくさんの情報の中から、コミュニケーションに必要な情報を拾うことは、普通にやっているようで実はとても難しいことなのです。

それではどうしたら少しでも苦手をやわらげられるでしょうか。
まずは、相手の表情を観察することから始めるとよいかもしれません。ご自分の表情でもいいです。自分はどんな感情の時に、どういう顔をしているでしょうか。

表情の変化に慣れることで、言葉以外の情報や、会話に必要な情報を取り入れていく手助けになると思われます。
やってみるととても難しいことですので、一緒にお手伝いさせていただけたらと思います。お気軽にご相談にいらしてください。
2023.03.10
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
寒かった冬が過ぎて、やっと少しずつ春の暖かさを感じられる時期になりました。春眠暁を覚えず、というように春は気温差が大きいために自律神経が乱れやすく、眠気やだるさを感じやすくなる方も多いかも知れません。
「動きたいけれど、なかなか動けない」「つい横になってしまう」という時には、「行動活性化」というアプローチがお勧めです。

あまりに落ち込みがつよいとか、ひどく疲れを感じる時は、しっかり休むことが大切です。ただ、少し元気がでてきたけれど、気分やや上がらないとか、身体が少しだるいという段階の時には、休んでも休んでもあまり回復感が得られないということはありませんか。また、動けそうだけど動かない時は、「だらだらしてしまって時間を無為に過ごしてしまったのでは」、とさらに落ち込みを強めてしまう可能性もあります。

そういう時に、「行動活性化」を取り入れてみていただけたらと思います。「行動活性化」は、少し動けるかも知れない、でもベッドで休んでいたい気持ちもある時に、あえて非常に低いハードルの活動をやってみて、その結果、気分はどうなったかを確認していく方法です。

例えば、起き上がる気もしない時は、ベッドの中できるストレッチや呼吸法、ツボ押しなどをしてみてはいかがでしょうか。そして、起きても良いかもとなったら、カーテンを開けたり、窓を開けて新しい空気を吸ってみましょう。もう少しいけそうかなと思ったら、水を飲んだり、音楽をかけたり、ストレッチをして…さらに大丈夫だったらお散歩に行ってみましょう。このように、「少し手を伸ばせばできるかも?」という活動(行動)を行うことで、だんだんご自身の活動のエンジンをあたためることになります。例以外でも、ぜひご自身の「少し手を伸ばせばできるかも」という活動を見つけてみていただけたらと思います。

また、もし横になっている時に「落ち込む考え」「元気が削がれるような考え」が浮かんでくる場合、活動している時はじっとしている時よりも、それらの考えが減っているかどうかもチェックしてみてください。多くの方は、活動に集中している方が「考え」から距離をおけることが多いようです。

「少し手を伸ばせばできるかも」という活動をした後の気分を、ぜひ観察してみていただけたら幸いです。なかなか活動が思い浮かばないという方は、当院でもご相談ください。
2023.02.15
【お知らせ】
オンライン資格確認開始しました。
2023.02.07
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
寒い日が続いていますが暦の上では立春。少しずつ春が近づいてきました。
この春から環境が変わられるという方もいらっしゃるかもしれませんね。
新しい環境に入る時には、知り合いができるかな…、人間関係をうまく築けるかな…など、不安や緊張を覚える方もいるかもしれません。
今日はそんな「人とのやり取りのヒント」を4点ご紹介します。

①誰かと仲良くなるには、自分のことも相手に知らせましょう。
例えばあなたが緊張して黙り込んでしまったとします。
そのような時、“黙っている”という行為は、「話したくない」とか「知られたくない」といったメッセージを相手に伝えている可能性があります。
そこで「緊張していて…」と素直に言ったほうが相手から誤解はされないでしょう。
思い切って自分を開けば相手に興味を持ってもらえるかもしれません。

②“おまけ”の情報を提供してみましょう。
相手に聞かれたことに答える時は、一言だけだとそこで会話が終わってしまうことがあります。
(例:「普段何かスポーツをしますか?」⇒「しません」)
もう少し情報を足して言ってみると、そこから会話が広がっていく可能性があります。
(例:「普段何かスポーツをしますか?」⇒「スポーツはしないのですが、あなたは何かされるのですか?」/「スポーツはしないのですが、サッカーを観るのは好きなんです」)

③質問の仕方を工夫してみましょう。
「週末は出かけましたか?」のような「はい」「いいえ」で答えられる質問は相手が答えやすい反面、そこで会話が終わってしまうことがあります。
ですが「週末はいかがでしたか?」と聞けば、相手はどのようにでも答えることができ、話が広がっていきやすいです。

④どうしても話すのが苦手…という方は、聴き上手を目指してみましょう。
「ただ聞いている」というと受け身のイメージがありますが、相手の言いたいこと、相手が本当に伝えたい気持ちにしっかりと耳を傾けることは、実はとても積極的、能動的な行為です。
相手に関心をもってうなずいてみましょう。

人との関わり方について、自分のコミュニケーションの持ち方について、さらに深く考えてみたいという方は、どうぞお気軽に当院までご相談ください。
2023.01.11
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
年も明け、まだまだ厳しい寒さが続きそうですね。
朝起きるのが億劫になったり、寒さと合わせてお気持ち的にも引きこもりたくなる方も多いのではないでしょうか。
実際に、日照時間と気分の移り変わりは関係していることがわかってきています。
気分が落ち込む時間が長くなると、ネガティブな思考から抜け出し辛かったり、どのように気持ちを切り替えていいかわからなくなることもあると思います。
そのような時は、ご自身に合った趣味を持つことをお勧めしています。
その中でも、今回は「推し活」を紹介したいと思います。
この「推し活」はここ数年でセルフケアの一つとして注目され始めているようです。
推し活は、簡単に言えば「自分が好きになった対象を応援する」ことです。
俳優やスポーツチームをはじめ、最近では好きなアニメのキャラクターやアイドルを「推し」と呼びます。
お家で動画やコンテンツを観たり、コンサートに行ったり、撮影場所を訪ねてみる「聖地巡り」として外出活動をすることもできます。
引きこもりたい気持ちの日や、なんとなく外に出たい気持ちの日の二つをサポートしてくれるといえるでしょう。
推し活を通して人とのつながりを体験できることもあるようです。
また、推し活はポジティブな感情を活性化してくれる可能性があります。
誰かを応援する気持ちがご自身の活力に変わったり、嫌なことがあった日でも、推しを見ることで癒され、ストレスを軽減できるかもしれません。
グルグルしてしまう思考から一度離れ、注意を逸らすことは頭の切り替えの手助けになるでしょう。
一方で推し活は「適度」にすることも重要です。
過度な活動は、むしろ疲れを助長したり、金銭・対人関係のトラブルを引き起こす要因となってしまいます。
日常の楽しみや、一時的に負の感情から離れられる「気晴らし型のコーピング」として活用してみてください。
もし過度な活動になってしまって困っている、不安な気持ちから離れられないなどのお悩みがありましたら、どうぞお気軽に相談しに来てくださいね。
2022.12.15
【年末年始休診のお知らせ】
12月29日(木)から1月4日(水)までは休診となります。
ご迷惑をおかけしますが何卒よろしくお願い申し上げます。
2022.12.05
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
早いもので今年も残すところあと僅かとなりました。この1年は皆さんにとってどのような年だったでしょうか。

今年は仕事でミスを重ねてしまった…
人間関係がギクシャクしてしまった…
ダイエットをしようと思っていたのに…
資格の勉強を頑張ろうと思っていたのに…
等、うまくいかなかった苦しさや、出来なかったことへの後悔を感じていらっしゃる方もいるかもしれませんね。

このような時、皆さんは自分自身に対してどのような言葉がけをしますか?
少し時間を取って考えてみてください。

それでは今度は、同じようなしんどい状況に、あなたの大切な友達が置かれているとしたら、あなたはその友達に対して、どのような言葉をかけるでしょうか?
自分へかける言葉と大切な友達へかける言葉、この2つは同じでしょうか?
それとも違うでしょうか。違うとしたらどのように違っているでしょうか?

きっと、自分に対しては「私が悪いんだ…」、「私なんてどうせ変われやしないんだ…」、「私は意志が弱いんだ…」等、自分を責めたり批判したりする言葉が浮かび、大切な友達に対しては「それは大変だったね」、「○○さんは悪くないよ」、「きっといつかうまくいくよ」等、優しい言葉が浮かんだ方が多いのではないでしょうか。

恐らく、失敗したりうまくいかなかった時に、自分に厳しくする方が次こそは頑張れると思う方が多いのではないかと思います。
ですが最近の研究では「自己批判は逆効果」ということが言われています。
次こそは頑張れるどころか、モチベーションの低下や、自己コントロールの低下、重い鬱状態にも繋がりかねないという結果です。

それではどうしたらいいのでしょう。
大切なことは、辛い時、苦しい時、失敗した時にこそ、自分自身に対して思いやりを向けるということです。
そのような時に自分に思いやりを向ける人は、幸福度、人生への満足度、動機付け、人間関係、身体的な健康状態が良く、不安や抑うつが低い、ストレスフルな出来事に立ち向かう力が強いということが言われています。
ちょうどあなたが大事な友達に接するような態度を、自分自身に対しても向けることが大切なのです。

はじめは難しいかもしれません。
失敗したり辛い体験をした時に自分の感情に気付いたら、自分に優しく、思いやりを向ける練習を重ねてみましょう。
大切な人に声掛けするように丁寧に、今の自分に必要な言葉を選んでみましょう。
この人だったらきっとこんな言葉を言ってくれるだろう、このキャラクターだったらきっとこう言ってくれるだろうなぁ、というところからやってみてもいいかもしれません。

1年の終わりのこの時期だからこそ、自分を労わる時間を意識的につくってみましょう。
2022.11.02
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
ひと月前まで、暑さが厳しい日が続いていたかと思うと、あっという間に秋らしい陽気になりました。
季節の変わり目で寒暖の差が激しい時は、特に自律神経を整えたり、心身の調子を整えるような過ごし方を意識することが役立ちます。

一日の過ごし方を意識する時におすすめなのが、「見える化」です。
私たちは、一日をどう過ごして、その結果はどうだったかということを、もちろんざっくりとは意識しています。
ただ、「この一週間どうだったか」「この一カ月どうだったか」となると、かなり漠然としてしまうことが多いのではないでしょうか。

その時に、「活動記録表」をつけておかれると、一日の時間の使い方が一目でご覧になれます。
つけ方はシンプルで、

① 時間:1時~2時、2時~3時…など1時間ごとに区切ります。
② 活動:その時に何をしたか(食事、睡眠など)。
③ その時の気分:下のA、Bのつけ方があります。どちらかを選んで記録しましょう。
 A)「気力」などご自身が一貫して追いたい気分をひとつに絞り、100%を最大としたら今はどのくらいか記録し、それが時間によってどう変わるか記録する方法。
 B)その時その時に一番強く感じた気分「だるい」「楽しい」などが何%かを追っていく方法。

「時間/活動/気分/%」の項目を、表にすると1日の流れが分かりやすく視覚化されます。

例1)Aの方法で記録した場合。
【時間】 【活動】 【気分(%)】
6:00 起床、朝食 気力(50%)
7:00 散歩    気力(70%)

例2)Bの方法で記録した場合。
6:00 起床、朝食 おっくう(40%)
7:00 散歩    心地よい(50%)

見える化すると、役立つ活動やより心身が整いやすい一日の過ごし方を見つけやすくなります。
ぜひご活用ください。
記録の仕方があまりイメージがわかないという方は、ご相談いただけたら幸いです。
季節の変わり目にも、なるべく調子を整えやすくなる方法をご一緒に見つけていきましょう。
2022.09.28
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
前回のワンポイントアドバイスでは、「心で受け止めきれないものがあると、無意識に働く心のメカニズムがある」とお話しいたしました。
これは「防衛機制」と呼ばれることがあり、フロイトに代表される精神分析的療法の考え方の一つです。
今回はその中でもいくつか簡単に紹介したいと思います。

・昇華⇒社会的に望ましくない欲求について、文化的・社会的に認められることにエネルギーを変換すること
(例)好きな人に振られてしまった悲しみを、運動することによって解消する

・補償⇒自分が劣っていることについて、自分が得意なことで補うこと
(例)自分が好きな人のタイプの見た目ではないので、性格でアピールしようとする

・知性化⇒不安や受け入れにくい出来事について「知識」を用いて対処しようとすること
(例)浮気をされた時、「カップル全体の何%は浮気をする」など客観的なデータを調べる

・合理化⇒受け入れ難い出来事や満たされない欲求について理由をつけて正当化しようとすること
(例)失恋したときに「あの人は〇〇のような悪いところがあったから別れて正解だった」と考える

・投影⇒自分の持つ感情や欲求を受け入れられず、相手が持つものとして映してしまうこと
(例)相手のことを好きな感情を認められず、相手の方が自分に好意があると思い込む

いかがでしょうか。
以上に挙げたものはほんの一部で、普段は無意識にしているといわれていますので、ご自身では気づきにくいかと思われます。
ですが、なんとなくご自身が当てはまることもあるのではないでしょうか。
自分の心の守り方は人それぞれで、正解はなく、日常生活に支障を感じていなければ変わる必要もないといえるかもしれません。
もし「受け入れがたいこと」に引っかかりを感じたり、うまくいかないなと思うことがあれば気軽に当院にご相談ください。
季節の変わり目で不調を感じやすい時期かと思います。お気をつけてお過ごしくださいね。
2022.08.25
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
酷暑が続いておりますね。
冷房の使い過ぎや気候の不安定さにより、体調を崩されたりする方も多いのではないでしょうか。
計画通りいかず、予想外の出来事に対応することも多々あるかと存じます。
その際、みなさんが何気なくしている行動や反応は、実は多くがご自分の心を守る心の動きでもあります(防衛機制と呼ばれることがあります)。
人には、感情や情緒が大きく揺らされたり、心で受け止めきれないものがあると、無意識に働く心のメカニズムがあると言われています。
例えば、ストレスが溜まった時に運動して発散させる、不安なことについて情報収集し知識をつけること、などが挙げられるでしょう。
ご自身に心のゆとりがある時には、上記のように周りにも自分にも適切に対処できることが多いと思われます。
一方で、対処法がわからない時や、ご自分が追い詰められている状況においてはいかがでしょうか。
起こったことをうまく消化できずに、過度に周りの人のせいにしたり、時には自分を傷つける行動をするかもしれません。
相手の悪い部分を少しでも見ただけで嫌ってしまうこともあるでしょう。
そのような行動を繰り返すと、人間関係が悪くなったり、いつまでも問題が解決しない悪循環の中に入ってしまいます。
心を守る働きとはいうものの、それが続くことはあなた自身にとっても苦しいことではないでしょうか。
では、なるべく適切な方法で対処するにはどのようにしたらよいのでしょう。
まずは、ご自分の心のパターンを知ることが重要だといえます。
どのような状況で不安を感じ、どのように行動する(心を守っている)のか整理し、把握できるようになることが大きな助けになるといえます。
次に、その思考や行動のずっと下には、本当はどんな感情が隠れているのか見つけられるとよいでしょう。
悲しかったのか、怖かったのか、もしくは 嬉し すぎて 受け止められなかったのでしょうか。
ご自分の1番素直な感情を見つけて、認め、受容する準備ができるとよいかもしれません。
そして、ご自身がどう変わっていきたいか具体 的に考えてみてください。
ご自分のペースで少しずつ起こったことを受け入れながら、対処法を変えていけることでしょう。
このように言葉にすると簡単ですが、実際には時間がかかることもあります。
うまくいかないことも多いかもしれません。
一人で考えることに難しさを感じたら、ぜひ当院に相談してください。
2022.07.21
【夏季休診のお知らせ】
8月9日(火)から8月13日(土)まで夏季休診となります。
ご迷惑をおかけしますが何卒よろしくお願い申し上げます。
2022.07.21
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
カウンセリングの仕事をしていると、時々「カウンセラーさんは怒ることはありますか?」「いつも穏やかなのでしょうね」といった類のご質問を受けることがあります。ご期待に応えられず申し訳ないのですが、カウンセラーもイライラすることはありますし、腹が立つこともあります。
「怒り」は人間にもともと備わっている感情のひとつです。“喜怒哀楽”という言葉があるように、人間の基礎感情の中には「怒り」があります。文化が違っても、どのような人の中にもある自然な感情ですので、あなたの心の中にも私の心の中にもあるのは当然です。
ではなぜ「怒りを無くしたい」、「怒らなくなりたい」と思う人が多いのでしょうか。それは、「怒る」ことで人間関係が壊れてしまうことがある、怒った本人もとても疲れるし自己嫌悪に陥ることもある、頻繁に怒ってばかりいると心筋梗塞のリスクが高まるなどなど、様々なデメリットを感じる方が多いからかもしれません。
大事なことは、「怒る必要のあることに対しては適切に表現し、怒る必要のないことには怒らないようになる」ということです。
「怒り」を扱う方法には色々あるため、ここで全てをご紹介することはできませんが、1つ参考になることとして「怒りは二次感情である」という考え方があります。「怒り」はパワフルな感情ですので、その時は「すごく腹が立った!」「とても頭にきた!」という思いでいっぱいになってしまうかと思うのですが、少し冷静になってから、怒りを覚えた時のことを丁寧に振り返ってみてください。「誤解されて悲しかった」、「どうなるのかとても不安だった」、「いつまでこの状況が続くのか苦しかった」など、怒りの背景に別の感情が存在していることに気付かれるかもしれません。
このように、怒りの後ろ側には、不安・つらい・寂しい・苦しいなどの「一次感情」があります。この一次感情が心の中に沢山溜まっていると、コップに水が並々溜まっているのと同様、すぐにちょっとしたことがきっかけで怒りがあふれ出てきてしまいます。しょっちゅう怒ってしまう、強く怒ってしまうという方は、それだけ一次感情が溜まっているのかもしれません。まずは一次感情に気付き、それをケアしていくことが大切です。
怒りの感情の扱いに困っている方、心の中のコップに溜まった一次感情を整理したいと思っている方、ぜひ当院にご相談いただければと思います。
2022.06.16
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
梅雨入りとなり、また少し肌寒さが戻ってきました。この季節は気温差が大きく、湿度も高いため、心身のバランスが整いにくくなります。そのため、特に心身のケアを意識的に取り入れることをお勧めしています。
心身のケアを考える時、ダムに例えて考えることがあります。ストレスや疲労などの「心身の負荷」をダムに溜まる「雨」と考えてみてください。雨は、降り続くとだんだんダムに溜まっていきます。
ダムにまだまだ余裕がある時は、あまり気にしなくても不調は起こらないかも知れません。一方で、ダムに水(心身の負荷)が溜まりすぎて、水があふれそうだったり、実際、決壊してしまいそうな時は、早めに対策をすることが必要になります。
その対策は、3つの方向から考えることができます。まず1つ目は、雨(心身の負荷)をなるべく減らすことです。シンプルですが、とても大切です。ぎりぎりの時に、さらに負荷をかけていないかをチェックしてみましょう。
2つ目は、ダムを丈夫にして決壊しにくくすることです。例えば、考え方のクセでストレスがかかりやすいものがないか(例えば、完全主義や自分を責めがち等)、リラクゼーションの方法でやりやすいものを持っているか(例えば、呼吸法、アロマセラピー、ヨガ等)、問題解決の視点で役立ちそうなものがあるか(例えば、人に相談してみる等)、体調の整え方がご自身に合っているかなどにより、ダムの強度が変わります。
3つ目は、ダムの水を適切に放出して、水位を下げることです。ストレス解消や気分転換など心身の負荷を回復できる方法がいくつかあると、ストレスや疲労が蓄積しにくくなり、ダムの決壊を防ぎやすくなります。
ダムの決壊は、心身の不調をあらわしています。心身の負荷が溜まりすぎていないか、それを減らす方法はあるかをチェックし、こまめにケアしていただくことが大切です。もし、なかなか心身のケアがうまくいかないなと感じられることがあれば、ぜひ当院でもご相談いただけたらと思います。梅雨を乗り切るためにも、ぜひご自身に合った方法を取り入れてみてください。
2022.05.15
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
新緑の目立つ季節となりました。同時に環境も変わっていく中で、心身ともに疲れを感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
ご自分の気持ちがごちゃごちゃしたり、混乱してくると「日記に書いてみましょう」と言ったり「口に出して整理してみましょう」など、「言葉にする」作業を勧められることが一般的であると思われます。ですが、抱えている気持ちを「言葉にする」ことができないときはどうしたら良いのでしょうか。
そのような時は、紙を一枚用意して、絵で表現してみるとよいでしょう。「絵心がない」「日頃描かないから描けない」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。ですが実は、線一本でも、あなたのこころの表現なのです。もし線を一本描いたとしたら、それはどのような線か見てみましょう。まっすぐ?ぐるぐる?短い?長い?今の気持ちはまっすぐ?ぐるぐる?そうやって描いた絵についてじっくり考えることで、少しでも自分のお気持ちを整理する手助けになるかもしれません。 また、色鉛筆や絵の具で好きな色を、紙にそのまま好きなように塗ってみてください。 今は何色の気分でしょうか。あなたにとってその色にはどんな意味があるのでしょう。塗った色はあなたの好きな色でしょうか。それとも何か思い出の色でしょうか。そのようにご自分で描いた絵について深く考えることは、ご自分を知るきっかけになるといえます。 さらに、絵や色ご自分を表現することで、言葉にならない気持ちを整理することと同時に、「カタルシス効果」という、こころの浄化作用が起きると考えられています。もやもやしたり、混乱した気持ちが少しすっきりすることでしょう。
もしご自分の描いた絵について誰かと一緒に考えたいと思ったら、ぜひご来院ください。カウンセリングで考えていきましょう。
2022.05.19
【臨時休診のお知らせ】
4月30日は臨時休診となります。
ご迷惑をおかけしますが何卒よろしくお願いいたします。
2022.4.14
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
臨床心理学には様々な援助法があります。心理師(士)の行う面接療法は、実は1つではなく、精神分析的心理療法、認知行動療法、来談者中心療法、夢分析、箱庭療法、催眠療法・イメージ療法、家族療法・夫婦療法等々。今回は精神分析的心理療法についてご紹介したいと思います。
●精神分析的心理療法
精神分析的心理療法とは、フロイトが創始した「精神分析」を基本として、クライエントの問題や時間、場所などの条件にあわせて行う心理療法です。
精神を分析するというと、セラピストがクライエントのこころを一方的に分析するというイメージがありますが、実際にはクライエントが自分のこころに率直に向き合ってそれをことばにするという作業にセラピストが同行する、というイメージの方が近いと思われます。
対象となるのは従来の神経症(最近は不安障害・解離性障害・表現性障害などとよばれますが…)や対人関係の問題を抱えた方が中心です。症状というものが面接を受ける方の今までの生き方と密接に結びついている、という考えのもとに面接が進められますので、ある程度の時間と手間がかかりますので、根気よく自分に向き合ってみようという方にお勧めします。
2022.3.17
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
桜の開花も近づいてきて、いよいよ本格的な春がやってきますね。 季節の変わり目、花の香りや肌に感じる風の変化から、懐かしい思い出や、楽しかった記憶が蘇ってきたというご経験はありませんか?嬉しい、ワクワク、希望に満ちた気持ちが再燃する方もいらっしゃると思います。
その一方、普段生活している中で、ちょっとしたことがきっかけで、あるいは何の前触れもなく、昔のネガティブな出来事が思い出されて、しんどくなったり、悲しくなったり、イライラしたりという経験を繰り返している方はいらっしゃいませんか。人によっては、同じ内容の夢を何回も何回も見るという方もいらっしゃるかもしれません。
このように、何度も繰り返し思い出されるエピソード、記憶というのは、その方にとって未消化なまま心に残ってしまっている経験、未解決の問題であるといえます。
「あの時こうしていればなあ・・」、「あの時こんな風に言えていたらなあ・・」、そうした心残りの経験は、その方の中で満足なものとして経験されるまで何回も意識に上ってくることがあります。
実際に過去に戻ってやり直すということはできませんが、今ここで、その経験と丁寧に関わってみることはとても大切なことです。
あの時のことを思い出すと、今自分はどんな気持ちになるかな?今だったらどのようなことを相手に伝えたいかな?
今まで言えなかったこと、気づいていなかった自分の気持ちに、今ここでしっかりと気づき、表出していくことが大事です。目の前にその時の相手がいると想像して相手に思いを伝えてみたり、相手に出さない手紙を書いて思いを伝えてみてもいいでしょう。
そうした作業を通して未解決の問題が完結へと向かっていくことで、「気づけばあれだけよく見ていた夢を、最近は全く見なくなったなぁ・・」という体験をされる方もいらっしゃいます。 おひとりではちょっと難しいという方は、カウンセリングでお手伝いができればと思いますので、ぜひご相談ください。
2022.2.14
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
厳しい寒さが続きますが、ふと街路樹や公園の植物を見ると小さい芽が成長し始めているようです。一歩一歩春に向かう中、日常生活でも変化の気配が感じられる時期でしょうか。
変化の時は、期待もある一方でストレスもかかりやすいかも知れません。そんな時には、積極的にストレスへの対処法やリフレッシュ方法を取り入れて、ストレスがたまりすぎないようにしていきましょう。
ストレスの対処法やリフレッシュ法は、いくつくらいもたれていますか?ふだんから積極的に取り入れている方もいれば、あまり意識したことがないという方もおられるかも知れません。今回は、ストレス対処法やリフレッシュ法を準備するのに役立つ方法をご紹介します。
まず、ストレス対処やリフレッシュ法を、「やりやすさ」と「効果」の2軸で考えてみましょう。横軸を「やりやすさ」、縦軸を「効果」として線を引いてみてください。そして、ご自身がよく活用される方法は、座標のどのあたりかをチェックしてみましょう。例えば、「よく眠る」は、「やりやすくて効果も高い」という座標にあるかも知れません。また、「旅行に行く」は、もしかすると「やりやすくはないけれど、効果は高い」という座標にあるかも知れません。また、「お酒をのむ」は、やりやすいけれど、のみすぎると効果がマイナスになる座標にある可能性もあります。
このように、「やりやすさ」と「効果」の軸で考えて、ストレス対処やリフレッシュ方法をできるだけたくさん準備しておかれると、ストレスがたまりすぎる前に対処しやすくなります。やってみたい方法もどんどん書き込んでみましょう。
「やりやすく効果が高い」の座標にある方法を日常的に行い、「やりやすくはないが、効果が高い」という方法を、ご褒美のようにたまに取り入れるとやりやすいかも知れません。また、効果がマイナスになるものは、できるだけ避けていきましょう。
なかなか、うまく対処法やリフレッシュ方法を見つけられないという方は、ぜひご相談いただけたらと思います。いろいろなストレス対処法やリフレッシュ方法を探しつつ、新しい季節に向けて準備していきましょう。
2022.1.13
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
メンタルヘルスを保つためには良質な睡眠がとれる事がとても重要になります。
服薬が必要な時もありますが普段の生活で気にかけて頂ける事もあります。

1. 寝る4時間前からカフェインを避ける
2. 寝る前の喫煙を避ける
3. アルコールは飲まない(寝つきをよくしても睡眠の質を結果的に低下させます)
4. 運動をする(ウォーキングや庭で作業する程度でいいです)
5. 寝る2時間前のぬるめの入浴(熱いお湯はかえって刺激になります)
6. 午前中に日光を浴びる(運動と合わせると尚効果があります)
7. 昼寝はしても30分まで
8. 早寝早起きよりも、早起き早寝を目指す(30~60分早起きを目指す)
9. TV・スマホを夜は見ない(ブルーライトを目に入れないため)
10. スマホで時間を確認なくてもいいように時計(目覚まし時計)を用意
11. ベッドは寝るためだけに使う(寝っ転がって、何かをするのはやめましょう)
12. 眠れなかったらベッドから出る(ベッドは眠る場所いう条件付けを使いましょう)

もし眠れないのが続くようであればご相談して頂きましたらと存じます。
2021.12.16
【年末年始の休診のお知らせ】
12月29日水曜日から1月4日火曜日までは休診となります。
新年は1月5日水曜日から診療開始となります。
ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
2021.12.03
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
早いもので今年も残すところあと僅かとなりました。今年は皆さまにとってどんな年でしたか?自分の【気持ち】とうまくつきあうことができた1年だったでしょうか?
仕事が上手くいって“嬉しい”、久しぶりに友人と会ってお喋りして“楽しかった”、子どもの成長が見られて“幸せ”、このように一般的にポジティブと思われている気持ちは、多くの方にとって容易に感じやすく受け入れやすいものです。
一方、上司に言いたいことがあるのに言えなくて“しんどい”、大事な人に自分を理解してもらえなくて“腹立たしい”、コロナ禍で友達と思うように会えなくて“寂しい”、こうした一般的にはネガティブと思われやすい気持ちは、感じないようにしたり、受け入れにくかったりする方が多いようです。
本来であれば私たちの気持ちに良し悪しや優劣は無く、どれも同じように大切なものなのですが、目上の人に対して否定的なことを思ってはいけない、とか、他人に対して怒りを覚えてはいけない、とか、男(女)だから/大人だから弱音を吐いてはいけない、といったような思い込みがあると、自分の気持ちに蓋をしてしまいやすくなります。
こうした思い込みは、私たちがこれまで育ってきた中で、大人たちに教えられてきたものであったり、文化の中で身につけてきたものであったりすることが多いのですが、これが行き過ぎると、「感情を出してはいけない」という抑制につながることがあります。自分の気持ちを出さないこと、自分の気持ちを見ないようにすることが習慣化すると、人と関わることを避けるようになってしまったり、“うつ状態”になったりする危険もあります。
また、自分の本当の気持ちや考えが分からなくなったり、自己像が否定的になる場合もあります。さらに、欲求不満や押さえ込んだ怒りが、ある時突然爆発してしまうこともあります。
そのようなことを防ぐために、ぜひ1年の終わりのこの時期に、ご自分の心の中をじっと見つめるお時間をつくって頂きたいなと思います。まずはじっくりと丁寧に、自分の気持ちに耳を傾けて聴いてみましょう。そうすると、自分の中に様々な気持ちがあることに気付かれるでしょう。
例えば、とても悔しくて腹が立っていると同時に、悲しい、寂しい、がっかりといった気持ちも出てくるかもしれません。そうして出てきた気持ちを、「今私はとても悲しいのね」等と優しく静かに受け止めてみましょう。自分の気持ちを上手につかみ取れるということは、自分のことがよく理解できていることになり、心の健康につながります。
カウンセリングでは、自分は本当はどんな気持ちでいるのか?自分が今本当に望んでいることはどのようなことなのだろうか?そのような自分の感情(気持ち)探しをされている方が多くいらっしゃいます。いつも人に合わせすぎて自分が分からなくなってしまった、もう一度自分自身を見つめ直したい、といった方はぜひご相談頂ければと思います。
2021.10.25
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
気がつくといつの間にか、風を冷たく感じる日が増えてきました。季節の変わり目は寒暖の差が大きく、それだけでも私たちの心身にはストレスがかかります。そのため、いつも以上に体の声に耳を傾けて、ご自身をケアすることが大切です。
「自律神経」という言葉は、よく耳にされるかも知れません。私たちの体は「自律神経」の働きで、意識をしなくても汗をかいたり、心臓を動かしたり、様々な体の働きを自動的に調整しています。「自律神経」を整えることで、季節の変わり目もよりスムーズに過ごすことができます。そのためには、ゆっくり休んだり、栄養を取る、ストレスを減らすなど様々な方法がありますが、今回はあまり時間がなくても取り入れやすい方法をご紹介したいと思います。
それは、「自律訓練法」という方法です。元々は催眠の研究から生まれた方法で、自己催眠でリラックス状態をつくり、自律神経を整え、疲労回復やストレス緩和に効果があると言われています。

―自律訓練法-
まず、なるべく落ち着けるところで座るかあおむけに寝て、「公式」と呼ばれる特定のことばを頭の中で繰り返していきます。公式は、背景公式と他に6つの公式がありますが、ここでは第二公式までをご紹介します。
【背景公式】
「気持ちがとても落ち着いている」と心の中で繰り返します(各公式の合間にも唱えます)。

【第一公式(手足が重い)】
「右腕が重たい(利き手から)」→「左腕が重たい」→「右脚が重たい」→「左脚が重たい」
「両腕が重たい」→「両脚が重たい」→「両手両脚が重たい」の順で心の中で唱えましょう。

【第二公式(手足が温かい)】
「右腕が温かい(利き手から)」→「左腕が温かい」→「右脚が温かい」→「左脚が温かい」
「両腕が温かい」→「両脚が温かい」→「両手両脚が温かい」の順で心の中で唱えましょう。

ゆったりと、手足が重く、暖かくなる感じを味わってください。
また、自律訓練法では、ふらつきなどを防ぐため実施後は必ず消去動作を行ってください。

【消去動作】
1. 両手の手のひらを握り、グーのかたちにします。
2. 両手の手のひらを開き、パーのかたちにします。
3. グーとパーを5回程繰り返しましょう。
4. 伸びをして、深呼吸を行います。

最初は、暖かさや重さをあまり感じられない方もおられるかも知れません。ただ、続けているとだんだんと感じるようになる方が多く、リラックスしやすくなっていきます。また、当院のカウンセリングでもご案内することもできます。ぜひ、心身を整える方法のひとつとして、取り入れてみていただけたら幸いです。
2021.9.24
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
当院を受診される際に、「自分は発達障害なのではないか?」とおっしゃる方がおられます。「大人の発達障害」という言葉が広まった今、改めて、「発達障害」について整理してみたいと思います。
人にはそれぞれ個性(のんびり、几帳面、マイペース、せっかちetc.)があります。しかし、個性のために自分自身を含めて家族・周囲の人たちが苦労するような状況が出てきたら、それは「発達障害」が関係するのかもしれません。
体の機能と同じように、脳(心)の中にもいろいろな機能があります。脳(心)の機能のバランスにばらつきがある状態が、「発達障害」と呼ばれるものです。もちろん、体と同じように、誰の脳(心)の機能にも多少のばらつきはあります。そのうち、ばらつきが非常に大きくて、社会生活を送る上で支援が必要になるものを「発達障害」と言われています。
以下三つのものを簡単に説明させていただきます。

①自閉スペクトラム症(ASD、旧アスペルガー症候群など)
ASDの特徴(診断基準)としては、次の3つが上げられます。
○社会的なコミュニケーションの力を持って人間関係をつくって行くことが困難である
○興味・活動が偏り、反復的・常同的な行動が見られる
○対象への強い愛着や執着、感覚の過敏性・鈍麻性などがある
より具体的な例では、例えば次のような状態・状況があります。
以下は一例であり、ASDの特徴は多岐にわたるため、ご紹介するもの以外にもたくさんあります。
・突発的な事態に対応することが苦手(電車のダイヤが乱れるとパニックになり職場に行けない)
・「空気が読めない」と言われる
・一方的に話すぎてしまう、会話がかみ合わないなど
・友達ができず孤立しがち。人に対する関心が少ない
・興味があることには精通しているが、年齢相応の知識や常識がないことがある
・手指をヒラヒラ動かす
・味覚や触覚、触覚が過敏である(洋服のタグを外さないと着られない)

②注意欠陥・多動症(ADHD、旧注意欠陥・多動性障害)
ADHDとは、「不注意・多動性・衝動性」が通常範囲を超えていて、その行動が生活上で支障をきたす状態になっている状況を言います。
たとえば、次のような症状があります(こちらも、実際はより多岐に渡ります)。
・勉強や仕事の間違いやミスが目立つ
・気が散りやすく、人の話を聞いていない(ように見えることもあれば聞いていないこともある)
・極端に片づけができない。忘れ物や失くし物が多い
・話し出すと止まらず、人が口を挟む隙を与えない
・順番が待てない
・ささいなことで口論するなど、我慢ができずにトラブルを起こす
・衝動買いをして後悔する

③限局性学習障害(SLD、旧学習障害・LD)
SLDとは、「読む」「書く」「算数」の分野で理解や習得が著しく困難な場合を言います。
旧分類での学習障害(LD)は、全般的知的発達に遅れはないのに、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」といった学習に必要な能力のいくつかに困難がある状況を言いました。
SLDの状態には、例えば次のようなことがあります。
・手紙や本など、長い文章を書いたり読んだりするのが苦手
・簡単な暗算ができないため、スーパーのレジでお釣りの計算などもできない
ご紹介してきたASD・ADHD・SLDの「状態」は、発達障害を持っていなくても、ある程度は「誰にでも」当てはまるものです。また、各状態(困難)が発達障害に由来するとは限らず、別の病気や障害に由来する可能性もあります。これらの症状が疑われ日常生活に困難を感じるようでしたら、ご相談して頂ければと思います。
2021.9.15
【臨時休診のお知らせ】
9月21日(火曜日)は臨時休診となります。ご迷惑をおかけしますがなにとぞよろしお願いいたします。
2021.8.19
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
以前もご紹介させていただきましたマインドフルネスについて、今回は特に呼吸法についてご紹介させていただきたいと思います。
マインドフルネスとは、「今、この瞬間に集中することによってリラックスした状態」のこと。日ごろ私達は「今この瞬間」を生きているようでいて、実は過去や未来のことをあれこれ考えて「心ここにあらず」の状態が多くの時間を占めています。特に、過去の失敗や未来の不安といったネガティブなことほど没入しがちです。呼吸法はこうした「さまよう心」を「今この瞬間」に向けることで脳を休ませ、マインドフルネスな状態に到達するための方法のひとつとされています。近年の研究によって、マインドフルネスを実践すると脳の疲労が減り、集中力や創造力、幸福感などが高まることが明らかになっています。そのため医学やビジネスの世界で大きな注目を集めており、IT企業を中心に、マインドフルネスを社員研修に取り入れている会社も増えているようです。
「でも呼吸法って難しそう」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。ここではとても簡単な呼吸法をご紹介したいと思います。

(1) 姿勢を正す
立っていても座っていても構いません。背筋を伸ばし、体を軽く揺すって体の中心を探ります。肩の力を抜き、顔の力も抜きましょう。手は軽く膝の上に置き、目は軽く閉じるか、半眼でどこか一点を見つめるようにします。
(2) 呼吸に集中する
ゆったりと呼吸をしていき、繰り返される呼吸にただ意識を集中します。呼吸に意識を向けるのは、雑念から離れ、今ここの身体感覚とつながるためです。呼吸以外のものに意識が向いてしまったら、また呼吸に意識を引き戻していく。ただそれを繰り返していきます。やってみると最初は少し難しいと感じるかもしれません。コツとしては、吸った空気が喉を通って体中に流れていくことをイメージしたり、呼吸に合わせて肺が縮んだり膨らんだりするイメージするとやりやすいです。あるいは呼吸に合わせて「吸っている」とか「吐いている」とか、心の中で呟いてもいいかもしれません。しっくりくるやり方は人によっていろいろです。これをまずは数分程度から始めてみましょう。慣れてきたら長く続けてもいいですし、もっと短くてもいいのです。

あれこれ難しく考えることはありません。背筋を伸ばして、ただ自分のしている「呼吸」に意識を向ける。ただそれだけです。とても簡単で、誰でもすぐに実践できるのが呼吸法いいところ。「ちょっとやってみようかな」という気持ちで気軽にやってみませんか?
2021.7.28
【夏季休診のお知らせ】
8月10日(火曜日)から8月14日(土曜日)まで夏季休診となっております。
ご迷惑をおかけいたしますが何卒よろしくお願い申し上げます。
2021.7.15
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
夏になり暑さが増してきました。湿度の高さもあり、いつもより疲れやだるさを感じる方も多いのではないでしょうか。こんな時、夏の疲れ予防には、どんなことが役立つのでしょうか。メンタルヘルス向上のためにも、疲れをため過ぎないことはとても大切と言われています。少しずつ、こまめに疲れを解消して、暑い夏を乗り切りましょう。今回は、そんな予防策の一つ、疲れの回復に役立つ「香り」について、ご紹介させて頂きます。
「アロマテラピー」という言葉を聞かれたことがある方は多いかと思います。香りの効用は、古くから知られており、様々な研究が行われてきました。私たちが香りを感じるには、空気中にある「におい分子」が嗅神経を刺激して電気信号を発生させ、その信号が脳に伝わり「香り」を感じます。このように、香りは脳に作用し、自律神経や内分泌系、感情などに影響を与える効果があると言われています。
アロマオイル(精油)には、それぞれいろいろな効能があります。例えば、神経が高まり過ぎている時には、ラベンダーやフランキンセンスなどの鎮静作用のある香りがお勧めです。なんとなくやる気がでない時には、レモンやペパーミントなど爽やかな香りが良いかも知れません。自律神経の乱れには、ラベンダーやゼラニウムなども良いとされています。特にラベンダーは、とても用途が広く、鎮静、鎮痛、抗うつ、抗菌などの作用があると言われています。精油は、合成ではなくぜひ天然のものを使いましょう。
アロマテラピーの方法は、ティッシュに精油をつけたり、デフューザーで香らせる方法、また、お風呂に入れる方法もあります。オイルで薄めて、マッサージすることもできます(マッサージに使えないものもありますので、事前にチェックして下さい)。ドクターオリジナルプロダクツ(ハンドクリーンローション)も優しい香りです。
今回は「香り」についてご紹介しましたが、大切なことは、疲れた時、元気がでない時に、疲れを癒したり、リフレッシュできる「持ち札」をたくさん持っておくことだと考えられます。香り、音楽、映像、手触りの良いもの、美味しいものなど、ご自身をケアするものをたくさん発見して、毎日の生活に取り入れて頂けたら幸いです。なかなか思いつかなかったり、以前は上手くケアできていたのに今は難しいなど、お困りの時は、ぜひ当院でもご相談頂けたらと思います。
2021.6.16
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
ビジネスやメンタルヘルスの世界で重要な概念の1つとなっている「レジリエンス」についてご紹介したいと思います。「レジリエンス」とは、元々は物理学の用語で、「外から加わる力をはね返す力」という意味が、「精神回復力」「復元力」等と訳され、最近では心理学的に「困難な状況にも関わらず、しなやかに適応して生き延びる力」というように使われることが多いです。簡単に言うと、「逆境に打ち勝つ力」「折れない心」とも言えるでしょう。まずはご自身のレジリエンス度をはかってみましょう。

□ 色々なことにチャレンジすることが好きだ
□ 新しいこと、珍しいことが好きだ
□ 物事に対する興味・関心が強い方だ
□ 将来の見通しは明るいと思う
□ 新しい環境にはすぐに馴染む方だ
□ 友人は多い方だと思う
□ 自分の将来に希望を持っている
□ 動揺したり、イライラしても、自分を落ち着かせることが出来る
□ 冷静だと言われる
□ 簡単に物事を諦めないタイプだ
□ 理不尽なことがあっても、仕方がないと思える
□ 物事にあまりこだわりはない
□ なんでも相談できる友人や家族がいる
□ 親との関係は良好だ
□ 自分の仕事は社会に貢献していると思う

12~15個当てはまった人はレジリエンス度が高い人、8~11個当てはまった人は普通、7個以下はレジリエンス度が低い人です。質問項目を見て気付かれたと思いますが、レジリエンス度の高い人にはいくつかの特徴があります。
①感情の起伏があまりない
感情の起伏が激しいと、些細なことにも落ち込んだりイライラしてしまい、こころを消耗してしまいがちになります
②自尊感情を持っている
自尊感情とは、自分自身を好きだという気持ちや、自分を大切に思える気持ちのことをいいます。自尊感情、つまり自信を持っている人は、自らの成功を信じることができ、将来に対しても希望を持てます。
③自己効力感がある
レジリエンス度の高い人は、失敗を繰り返しながらも、少しでもできるようになったポイントや、小さな成長に着目することができます。
④楽観性がある
「なんとなかなる」「やればできる」という感情は、困難をポジティブに乗り越える上で大切です。

レジリエンス度が低いといっても、諦める必要はありません。トレーニングによってレジリエンスを高める方法もあります。いくつか方法がありますが、自分にとって無理なく続けられる実践方法を選んで試してみてください。
①時間置きに食事をとる
脳はエネルギー源となるブドウ糖を一定に保つことで、感情は穏やかになります。起きている間は3時間ごとに何かを口にすることが大切です。1日3食以外にもおやつタイムも設けましょう。ただし、お砂糖の多いおやつやジュースは血糖値を一気に上げる為に逆効果です。糖分があまり含まれていない食べ物がお勧めです。
②目標を設定して運動する
目標を達成すると脳内にドーパミン等の幸せホルモンが分泌されます。達成感を得ることで「自分はできる」という自尊感情を高められます。「最寄り駅よりも1駅手前で降りて歩く」といった簡単なことで構いません。
③マインドフルネス呼吸法を実践する
ストレスを感じた直後に実践するとよい方法です。詳しくは以前のコラムをご参照ください。
④逆境グラフを作る
誰しも逆境を乗り越えて立ち直った経験があるかと思います。その経験を振り返り、自分には今の課題を乗り越えるリソースがあることに気付くことが大切です。最初は簡単に自分の人生を書き出す感じで構いません。横軸を年齢にして、縦軸を幸福度数にして、人生の浮き沈みをグラフもしてみてください。
⑤感謝日記を書く
柔軟な思考を持つことで、挫折した時にただ落ち込むだけでなく、何が大切かに気付けたり、ポジティブな側面に目を向けることができたりします。やり方は簡単です。毎日感謝したことを3つ、書き留めるだけです。「今日も家族が元気で過ごせた」「電車で座ることができた」「ご飯がおいしかった」等、小さなことに目を向けることがポイントです。当たり前のことを当たり前と思わない思考を身に着けることが、柔軟な思考を高める一歩となります。
⑥自分の強みを知る
自分の強みを知ることで、自尊感情を高めると共に、ストレスの緩衝材になります。まずは「自分の興味があること」が何かを考えてみてください。次に、「よく人から言われること」を思い出してみてください。最後に「自分の弱点を考えてみる」をしましょう。弱点は、裏を返せば強みにもなり得るからです。

ストレスの多い昨今ですが、周囲の人や環境のせいにしても状況は変わらないことが多いでしょう。レジリエンスを高めることで、今まで以上に豊かな人生を送れる第一歩となることと思います。
2021.5.19
【臨時休診のお知らせ】
5月22日(土曜日)は臨時休診となります。ご迷惑をおかけしますがなにとぞよろしお願いいたします。
2021.5.13
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
4月になり、新緑の季節となりました。新年度が始まり、大きく環境が変わった方もおられるかと思います。今回は、職場やグループ活動など、コミュニティの中でのメンタルヘルスについてのトピックをご紹介します。
新しい環境や仕事などで、戸惑ったり分からないことが出てきた時に、あなたならどうされますか。おそらく、「聞けば教えてくれそうな人に聞く」「助けを求める」ということが、まず頭に浮かぶのではないでしょうか。これは「援助要請スキル」とも言われ、適応感を高めたり、ストレスへの耐性を上げるなど、メンタルヘルスにとても大切なスキルとされています。
ただ一方で、「何とか自分でがんばろうとする」ことが得意だったり、「人に聞くのが恥ずかしかったり、頼るタイミングがよく分からないから聞かない」という方もいらっしゃるかも知れません。もちろん、そのままで何か不便なことがない場合、変える必要はありません。でも、もし不便だと感じて、対処のバリエーションを増やしてみようと思われる場合は、「援助要請スキル」を取り入れることは役立つかも知れません。
今まで、あまり「援助要請スキル」を使うことに慣れていない場合、最初は少しやりにくさを感じられると思います。もし、聞きやすそうな人がいたとしても、まずは準備運動からがお勧めです。難しいことより、まずは答えやすそうなことから尋ねてみる(「援助要請スキル」を使うことに慣れるためです)。聞く前に、余裕がありそうかなど相手の状況をみる。聞く時に、「時間をもらえるか」をまず確認する。教えてもらったらお礼を伝える、など少しずつバージョンアップを目指すと、疲れすぎないかもしれません。
「援助要請スキル」が高まると、よりコミュニティの中で活動がしやすくなり、メンタルヘルスに効果的です。必要な場合は、取り入れて頂けたら幸いです。もしもやってみて、いき詰まりを感じた時は、当院でもぜひご相談ください。
2021.4.14
【ゴールデンウィークの診療についてのお知らせ】
4月30日(金),5月1日(土)は終日休診となります。ご迷惑お掛けしますが何卒宜しくお願い致します。
2021.4.14
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
コロナ禍が続き、ソーシャルディスタンスという言葉がすっかり定着しましたね。今の状況には不可欠ですが、気軽に人と会いづらくなり、孤立や孤独感に悩む人々も増えているようです。日本にも、「孤独・孤立対策担当室」が政府に新設されました。
実際に、社会的なつながりを持つ人は、持たない人に比べて早期死亡リスクが低下することがわかっており、「孤独」は、喫煙、過度の飲酒、運動不足や肥満よりも健康に悪いそうです。うつ病リスクなど、メンタルにも大きな影響があるとのことです。もちろん、ひとりでいる時間をもつこと、楽しむことも同じくらい大切なのは言うまでもありません。
では、孤独をどうしたらよいか。やはり、人との「つながり」をもつことに尽きます。他者とのつながりや交流をもつと、「オキシトシン」が脳から分泌されます。これは幸せホルモンとも言われ、細胞修復や免疫力亢進作用があり、ストレス解消効果、リラックス効果、不安の減少、脳の活性化など、良いことばかりです。
簡単に大量のオキシトシンを出す方法は、スキンシップです。マッサージに行く、ペットを撫でる、ぬいぐるみをだっこするのも良いですし、単に、会話やアイコンタクトでも分泌されるそうです。また、人に親切にする、ボランティア活動をするといった社会貢献でも分泌され、心の交流は私達が思っている以上に、精神的安定をもたらしてくれます。
けれども、コロナ禍でなかなか交流ができない、ひとり時間を楽しめなくなった、そもそも友達や仲間がいない、近しい人との関係がうまくいっていないなど、「孤独」がますます強まりそうになったら・・
心身に大きな支障をきたす前に、一度相談にいらしてください。「寂しさ」という苦痛に早めに対処することは、メンタルヘルスにとって極めて大事なことなのです。場合によっては、カウンセリングでじっくりと「孤独」について考えてみることも一案です。
2021.3.17
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
徐々に春の気配が増してきました。春先は、気持ちが高まる時もありますが、また一方では、年度末の慌しさや新年度が始まる環境の変化などで、普段よりストレスや疲労感を感じやすいという方も多いようです。季節の変わり目で、自律神経も乱れやすくなるため、意識的にケアすることが大切となります。
まずは、ご自身の今の状態をチェックしてみましょう。10が「とても元気で気力がある」で、0が「全く元気が出ない」としたら、今はどのくらいでしょうか。5以下だと少し注意が必要かも知れません。逆に、活動量はとても多いのに疲れを全く感じないという場合は、緊張状態で疲れを感じにくくなっている場合もありますので、それを続けると疲れがたまりすぎるため注意が必要です。
また、睡眠や食欲も大切なポイントです。寝つきが良く、ぐっすり眠れて目覚めが良いかどうかや、食事を適正な量美味しく召し上がれているかは、バロメーターとして分かりやすいかも知れません。興味や関心がいつもより狭まっていないか、人と話すことが普段より億劫でないか、いつも楽しめていることを楽しめているかもバロメーターとして意識されると役立つポイントです。
「疲れを感じること」は、とても大切なサインです。それ以上、がんばり過ぎないように調整するためのご自身からの合図なので、見逃さないようにしましょう。疲れを感じたら、ぜひスローダウンすることを意識してみて下さい。
真面目でがんばることに慣れていると、「そんな暇はない」「なんとか乗り切れる」とご自分を鼓舞して、スローダウンしにくい方もおられるかも知れません。それでも、時にはご自分をメンテナンスしたり、やることを整理して負荷を減らす方法を検討されることが、長期的には役立つかも知れません。休むことは、さぼることではありません。少し立ち止まって、長期的により良く動くための作戦タイムを作ってみてはいかがでしょうか。
もし一緒に考える人がいた方が、作戦タイムをとりやすいという時は、ぜひこちらでもお話頂けたら幸いです。
2021.2.9
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
春近しとは言え、まだ寒い日が続きますね。そんな中、「なんだか気分が落ち込む」ということはありませんか。今回は、そんな時にチェックして頂きたいポイントをご紹介します。さて、ひとつの質問があります。「200ml入るコップに水が100ml入っています。あなたはこの状態を表現する時に、次のどちらの表現を選びそうですか?」
①コップにはまだ水が半分ある。
②コップの水はもう半分空っぽだ。
実はどちらも正解です。ただ、①と考えた時と②と思った時では、少し気分が違うような気がしないでしょうか。ものごとを捉える時に、①のように「ある」方に焦点を当てるのか、②のように「ない」方に焦点づけるのかは、意外と無意識の癖になっているかも知れません。
コップの水なら、あまり問題はないようですが、もしこれが「自分自身への評価」だとしたらいかがでしょうか。もし「ない」に焦点を当てたら「あれもこれも足りない」となりそうです。もしこの考えを採用すると、例え試験で99点をとっても、「全問正解できなかった!なんてだめなんだろう」と感じてしまいます。反対に、「ある」ことに焦点を当てると、「結構、できていることもある」と感じるかも知れません。例えば、「今日はエレベーターを使わず、階段を登り切った!」など、あまり大きなことでなく、ちょっとしたことから「ある」のポイントをためていくのがコツです。
ここで、「ある」方に焦点を当てることは、甘えにつながるのではと心配される方もいるかも知れません。真面目な方は、特にそう思われることが多いようです。確かに、「ない」ところをがんばって伸ばすというやり方もあるかと思います。ただ、それは基本的に自信と余裕があって元気な時のやり方のようで、元気がない時に元気な時のやり方を使うと疲れてしまい、効率が落ちてしまう方が多いと言われています。
元気が湧かない時は、まず「あること」、「できていること」に焦点を当ててみてください。ご自分にとって大切な人や親しい人が元気がない時にかけてあげたい言葉を、ぜひご自身にもかけて頂けたらと思います。また、なかなか捉え方を変えにくい場合などは、カウンセリングも役立つかも知れません。ご希望の方は、診療の際にご相談いただけましたら幸いです。
2021.1.7
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
私たちの「気分や感情」、「身体の反応」、「認知(ものの捉え方や考え方)」、「行動」は密接に影響し合っています。認知行動療法は、この中で意識的に変化させやすい「認知」と「行動」に焦点を当てた療法ですが、活動活性化療法はより「行動」にアプローチをしていく方法になります。
私たちは、一日起きてから寝るまでに様々な「行動」をしていますが、行動活性化療法では、その行動の中で、
①望ましい行動を増やす(ご自身にとってより楽になったり、気分が良くなる行動)
②望ましくない行動を減らす(結果的に苦しくなったり、元気がなくなる行動)
ということが軸となります。とてもシンプルですが、振り返ると、元気がなくなる行動を習慣的に続けていたり、気分が良くなると分かっていても何故かしていない行動はないでしょうか。
認知行動療法では、このように「何となくは分かっているけど」ということを捉えて活用し、徐々にご自身がご自身にとって役立つ行動やものの捉え方をチョイスできるようになることが、とても大切だと言われています。
まずは、現在ご自身が一日のうちどのくらい、どんな活動をしているかを振り返ってみます。この時に「やるべきことをできていない」というように、なるべく反省モードにはならないことも大切です。
次に、ほっとしたり気分が良くなりそうな行動のリストを書き出してみましょう。今までやったことがあることでも、これからやってみたいことでも大丈夫です。例えば、「朝起きたらまずカーテンを開けてみる」「暖かいお茶を飲む」「筋トレ」「散歩で自然を感じる」、「机の上を整理してみる」などもあるかも知れません。
また、習慣になっているけれど結果的に気分が良くないことが多い活動も書き出してみましょう。例えば、「夜更かしをする」「予定をつめこみすぎる」「お昼を抜く」「食べ過ぎる」などもあるかも知れません。
この2つのリストの中で、まずは1つ、「やってみたい行動」か「やめてみたい行動」を選んで、実際に行ってみましょう。そして行動できたかどうか、やりにくかったとしたら何がやりにくかったか、行動したら、その結果はどうだったかを、リストに書いておきます。ご自身だけのリストなので、誰にも見せる必要はありません。
もし、思うように行動できなかったとしても、それは「今はそこまでエネルギーがたまっていないんだな」「今は少しスローダウンすることが大切」ということの指標になります。焦らず、でも増やした方が心地良い行動、減らした方が心地良い行動をチェックしていきましょう。少しずつ、無理のない範囲でリストに基づいて行動していくと、だんだんと活動がしやすくなる方が多いようです。ぜひご活用下さい。もし最初からお一人でやりにくいという時は、ぜひご相談頂けましたら幸いです。
2020.12.14
【当院からのお知らせ】
新型コロナ対策といたしまして、安心してご来院頂く為待合室のゆとりあるスペース確保かつ滞在時間を最小にして頂く為、ご希望の方には受付後外出して頂きお電話にてお呼出を実施しております。
2020.12.11
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
このところ、HSP(Highly Sensitive Person)という言葉が拡がりつつあります。日本語にすると「人一倍繊細で敏感な人たち」といった意味合いになります。音や光などの刺激を取り入れすぎて疲れやすい、他者の気持ちを感じ取りすぎてしんどくなる、物事を深く考える、などがHSPの人たちのおもな特徴とされています。
ご自分の生きづらさ、しんどさをよく説明してくれる概念だと感じるようで、クリニックを受診される方の中にも「私はHSPだと思う」とおっしゃる方が増えている印象です。
こうした生きづらさを和らげる工夫もいろいろあります。考え方を広げてみたり、自分に対してもっている期待や理想をゆるめたり、他者との間の境界線(バウンダリー)を意識してみたり。関連する書籍にもいろいろな提案が載っていますので、参考にされてください。
頭で分かっても、なかなか考え方や関わり方を変えられないという方は、カウンセリングを試してみませんか。ご自分の場合、具体的にはどんな考え方や、人との関わり方を意識してみるとよいのか、カウンセラーが一緒に考えることが助けになるかもしれません。
2020.12.02
【年末年始の休診のお知らせ】
2020年12月29日(火)から2021年1月4日(月)までは休診となります。
年内最終日は2020年12月26日(土)、年始は2021年1月5日(火)より開始となります。
ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
2020.11.9
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
今年も残り2ヶ月たらず・・・と、そろそろ年末を意識し始める時期になりました。
私たちは節目が近づくと、今年はどんな一年だったかな、なんて振り返りを意識しますね。
ですが、「適切に自分を振り返る」というのは、意外に難しいことです。「結局なにもできてない」「また今年もやろうと思っていたことができなかった」と、過度に辛口に見てしまう傾向はないでしょうか。
こうした思考は自動反応で、理性的に考えた判断ではないかもしれません。
心理学に、【リフレーミング】という手法があります。フレーム(枠組み)を付け替えてみてみよう、という意味です。例えば、新型コロナで私たちの生活に大きな変化が起きていますが、「コロナの犠牲になって不自由だ」とみることも、「家族との時間が増え、新しい可能性を試せる」とみることもできます。何かが否定的に見える時、肯定的な見方を探すのがリフレーミングです。
ただし、いわゆるポジティブ思考や気休め・なぐさめとは違っています。事実に即して、合理的に考えます。たとえば、この一年にやったこと、具体的に書き出してみましょう。
「なにもできていない」と感じた部分も、こうやって検討すると、なにかはやっているものです。「ここはできていないけど、こういうことはやったな」という見方に気づくのではないでしょうか。
自分をリフレーミングするのは難しいもの。周りの人をリフレーミングして、言葉で伝えてあげるのは、相手にとって言葉での贈り物になるかもしれません。
2020.10.2
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
暑かった夏から、急に秋らしい気候になりました。季節の変わり目は、急激な変化に心や身体は知らず知らずストレスがかかり、自律神経の乱れが生じやすいと言われています。今回は、自律神経を整えるためにも有効な「呼吸法」をご紹介します。
私たちの身体には、自律神経という神経があり、いつでも自動的に内臓の動きや代謝、体温など様々な機能を調節しています。自律神経は、交感神経と副交感神経に分かれ、この二つが上手くバランスを取ることで、私たちの心身は快適な状態が保たれます。
■自律神経
・交感神経:活動を司ります。戦う、逃げる、緊張、興奮する時などに特に優位になります。
・副交感神経:休養を司ります。リラックスしている時、休んでいる時に優位になります。
自律神経の乱れは、ストレスや身体への負担、不規則な生活など、心身に負担がかかった時におこりやすく、それにより不安や緊張などの精神的な不安定さや、だるさ、頭痛、肩こり等、体調面でも様々な不調が生じます。それでは、自律神経を整えるにはどうしたら良いのでしょうか。心身の負担を減らしたり、整えることが有効ですが、呼吸法もとても効果があると言われています。複式呼吸をゆっくりとすると、自然と副交感神経が優位になり、リラックスしたり心身のバランスをとりやすくなります。
■呼吸法
①椅子に座って、足を肩幅くらいに開きます。頭の先が何かに引っ張られているような感じで、苦しくない程度に背を伸ばします。胸は軽く開きます。
②次に、鼻から息を吐くところから始めます。吐くところから始めると、その後が続けやすくなるため、ぜひ初める時は吐くところから行いましょう。この時に、お腹の空気を全て吐き切るとイメージして下さい。お腹を使って、腹式呼吸を行います。
③息を吐き切ったら、少し息を止めましょう。
④次に、ゆっくりと息を鼻から吸います。お腹に空気が入っていきます。
最初は、6秒息を吐いて、1秒止め、4秒くらいで息を吸うという練習をして頂き、慣れてきたら、徐々に苦しくない程度によりゆっくりのペースで練習してみて下さい。吐く息は、吸う息の2倍くらい長くしてみてください。この呼吸を、5分~10分行います。
スポーツと同じで、練習を積み重ねて上達していると、いざという時にも使いやすくなります。ぜひ、まずは落ち着いている時に練習をしてみて頂けたら幸いです。疲れやすかったり、不安、イライラ、焦りなどを感じやすいと思われた時にぜひ取り入れてみてください。
2020.8.31
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
今の時期、感染症対策のため、リモートワークや外出を控えて在宅の時間が長くなっている方も多いのではないかと思います。今回は、ご自宅にいる時間が長くなっている時に気をつけることと役立つポイントをご紹介します。 ご自宅で仕事や作業等を行う時間が長くなると、例えば「仕事・作業とプライベートの切り分けが難しい」、「つい長時間労働になりやすい」などの難しさから、ストレスを感じる方も多いようです。つい一つの作業が終わると、次の作業、次の作業と進んで、知らず知らずに疲れが溜まってしまったり、その反対に、何か作業がはかどらない、やる気が起きないということはありませんか。 この時に役立つ方法として、一日のスケジュールを「見える化」して、一呼吸おき、客観的にチェックすることが役立つと言われています。そのツールとしては、例えばスケジュール帳で一日の予定が時間ごとに記入できるものや、一日の行動を記録する「活動記録表」と言われるツールもあります。最初にスケジュールを決めておき、スケジュール通りに進んだところと、それが難しかったところを振り返ってみると良いかも知れません。 また、仕事をする場所(できればリラックスする場所と別にする)、起床時間と就寝時間、食事や入浴の時間を決めておく、作業中は趣味のものや家事のことなどのプライベートな用件がなるべく目に入らないようにするなどの工夫も有効です。 ご自身の疲れや緊張感をスケジュールを見返しつつチェックして、どういうタイミングでどんな休憩を入れると作業が効率的だったり、疲れを引きずらないでスッキリするかも合わせてチェックしてみると良いかも知れません。集中して疲れがちな方は、タイマーを使って時間を区切ることもお勧めです。 なかなか外出が思うようにいかない今、ぜひご自身がほっとできる過ごし方や作業の仕方などを見つけて頂けたら幸いです。
2020.7.28
【夏季休診のお知らせ】
8月11日(火曜日)から8月15日(土曜日)までは夏季休診となります。
ご迷惑をおかけしますが何卒よろしくお願いいたします。
2020.7.28
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
日々を過ごす中で、「嫌な気分になることを何度も考えてしまう」ということはありませんか。感染症対策で自粛する中、時間がある分普段よりもそれが増えた方もおられるかも知れません。なぜ私たちは、嫌な気分になるのにその考えを止められないことがあるのでしょうか。一つの答えは、私たちの祖先が生き残るために、「マインド(思考・心に浮かぶこと)」が必要だったことにあるようです。「安全な場所に暮らすには?」「食料を確保するには?」など生存のために「マインド」を働かせることは欠かせません。私たちの「マインド」はある意味で問題解決マシーンのように働き、未解決の問題については何度もそれを反芻する傾向があるようです。
そして、考えることが「役立つこと」だとよいのですが、考えてもあまり成果がなくかえって疲れてしまうこともあるかと思います。そんな時、私たちは、「マインド」と戦って負かそうとしたり(例:「あの人が悪いんだ!」等)、避けようとして他のことをする(気晴らしにゲームをする等)ことがあります。その結果、一時的には効果があるかも知れません。しかし、しばらくすると再びそのことを考えていることはありませんか?実は、「マインド」は戦おうとしたり、退けようとすると、さらに力を増して戻ってきてしまうことが多いと言われています。
このデメリットは、「マインド」との戦いに疲れてしまい、本当にご自身が「価値がある」と思う活動にエネルギーを注げなくなる、ということに他なりません。心理療法の認知行動療法と呼ばれる分野では、アクセプタンス&コミットメント・セラピーという方法が発展してきました。この方法では、「マインド」に捉われそうになった時に、それと戦わないこと。追い払おうとしないことをお勧めしています。
アクセプタンス&コミットメントセラピー(ACT)は、そのための具体的なやり方を提唱しており、当院ではカウンセリングで取り入れて頂くこともできます。
2020.6.23
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
ストレスがかかった時の反応は、3つの時期に分けられます。最初は【警告反応期】で、交感神経が高まり、外からの危険に身構えます。次が【抵抗期】で、心身は「戦闘モード」に入り、危険に対して様々な反応や対応をとります。この時期に、時々緊張を緩めて息抜きができると、長引くストレスにも長期的に対応ができます。3つ目の時期は【疲弊期】で、ストレスの長期化で心身が消耗し、体の不調や意欲の低下、抑うつ感や疲労感が現れます。
最近よく耳にする「コロナ疲れ」や「コロナうつ」も、疲弊期のサインと捉えられます。ソーシャル・ディスタンスを意識した生活も3~4ヶ月が経ちましたから、疲れてくるのは無理もないですよね。大きな不調になる前に、小さな息抜きを沢山したいですね。
例えば体を動かして発散する息抜きがお勧めです。好きな曲に合わせて体を自由に動かしてみたり、お風呂や車の中で歌ったり、ちょっとした筋トレやストレッチなど。実用性を兼ねて、換気扇を磨くような掃除をしたり、アルコール除菌をしつつアキレス腱を伸ばしたりするのもよいですね。
そんな元気は出ない…という方は、「疲れているんだね」と自分に優しく声をかけ、ゆったりする時間をあげましょう。ただ、ずっと一人で寝てばかりいるのはあまりお勧めしません。安心できる誰かとつながりを感じられる時間があると、よいと思います。体の距離はとりつつも、心のつながりを感じることが、疲れを癒す事につながります。今の生活ではそれは難しい、という方は、カウンセリングを受けてみるのもいいかもしれません。
2020.5.19
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
新型コロナウィルスにより、私たちはいろんな形で影響を受けています。自分の生活にはさほど変化はないという方も、社会全体へのインパクトが大きいので、意外に気づかないところで感じ取っているかもしれません。
今の状況で、不安になるのは当然のことでしょう。大切なのは、不安や怖れに飲み込まれないよう、バランスを保つこと。そのためには、【心の筋力】が大切だと思います。
心の筋力をつける方法にはいろいろありますが、ここでは次の3つの方向性からお伝えしましょう。
1.考え方へのアプローチ
同じ状況でも、実は見え方は一つではありません。今の状況を、「行動を制限されて不自由だ」とみることもできるし、「時間ができた、家でやりたかったことを今できる」とみることもできますね。どんなフィルターをかけるかで見え方は変わります。また、私たちには考え方のクセがあります。自分がどんな考え方をしがちなのか、紙に書き出して客観的に眺めてみましょう。そして、ほかにはどんな見方がありえるか、書き加えてみるとよいです(“ブレインストーミング”の感覚で)。家族や友人だったらどう言うだろう、好きな映画や漫画のキャラクターならどう見るだろう、と視野を広げてみてください。考え方・物事の見方によって、気持ちも変わることを体験できるかもしれません。
2.気持ちへのアプローチ
高まった不安を収めるには、信頼できる人とのつながりを改めて感じることも役に立ちます。特に、人と距離をとることがウィルス対策のため、一人で過ごす時間が増えている方が多いのではないでしょうか。あるいは家族や子どもと過ごす時間が増えて、閉塞感があるかもしれません。こんな時だからこそ、気の置けない友人とオンラインでやりとりできる時間が大切になると思います。不安を脱する“解決策”はないかもしれませんが、不安だねぇと共感しあえると、高まっていた不安が少し落ち着きます。【自分ひとりではないのだ】という感覚は、私たちを支えてくれますね。
3.体へのアプローチ
「普段よりも動く機会が減っている」という方がほとんどだと思います。それだけでも体は固くなりますし、ニュースを見て体に緊張が生じたまま、緩める機会があまりない状況ではないでしょうか。そんなときは、体を動かしたり、体を緩める方法を試してみるのも手です。肩を軽く上げ下げした後、はーっと口から息を吐いて、脱力する感覚を味わってみましょう。椅子にすわったまま、腰からツイストしてみるのもよいですね。こちらも、息が少し深く入りやすくなった感覚を味わいましょう。また、2月のアドバイスでご紹介した「漸進的筋(ぜんしんてききん)弛緩法(しかんほう)」も、よければ試してみてください。
これからしばらく、長期的な取り組みが必要でしょう。“一人で対処するのはしんどい”という時には、カウンセリングをご利用ください。
2020.4.17
新型コロナウイルス対策に対しての当院の取り組み
当院は新型コロナウイルス対策として患者様の健康と安全の為、適宜必要な措置を行って参ります。
◎医師、看護師、事務員の手洗い、アルコール消毒、マスク着用の徹底
◎アルコール消毒の設置
◎アルコール消毒液によるクリニック内の清掃、空気清浄機の設置
◎定期的な換気
◎お客様の待合室の座席間隔にゆとりをもった着席のご案内

診察は随時受付しております。どうぞご安心してご来院ください。
2020.4.15
【臨時休診のお知らせ】
5月1日(金曜日),5月2日(土曜日)は臨時休診となります。ご迷惑おかけしますがどうぞよろしくお願いいたします。
2020.4.15
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
精神的に調子が良くないと感じた時に、それを良くするために日常生活の中で取り入れられることがあると良いけれど、「何から取り組めば良いかいまいち分からない」ということも多いのではないでしょうか。そんな時、ご自身で取り組みやすいワークやトピックスが紹介されている本が役に立つかも知れません。
たとえば、ご自身で認知行動療法と言われる心理療法を行えるように、取り組みやすく書かれている本も出版されています。(参考文献「こころが晴れるノート:うつと不安の認知療法自習帳」大野裕 著)。認知行動療法は、考えや行動、感情、身体反応のつながりを捉え、それを具体的にどう変化させていくかに焦点を当てた治療法です。
また、うつ病やうつ状態、双極性障害等の方の復職のサポートとなるワークや情報、例えば生活リズムと活動量を記録して、症状の軽減や再発防止に活かす活動記録表や、ストレスの対処を考える方法など様々な役立つ情報を紹介している本もあります(参考文献「メンタル不調者のための脱うつ 書くだけ30日ワーク」長谷川亮 著、佐々木規夫 監修)。
ご自身でこのような本を活用される中で、新たな気づきやストレスや症状への対処法がみつかりやすくなるかもしれません。当院にも待合室にいくつか書籍がございますので、もしご興味がありましたらぜひご覧ください。
また、ご自身で本を活用される中で、疑問に思われたり、誰かに相談したい時もあるかもしれません。その時はぜひご相談いただけたらと思います。
2020.3.11
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
12月の【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】で 自己肯定感を上げる為の練習法をいくつかご紹介いたしましたが、「どこから手をつけたらいいの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
ひと言で自己肯定感といっても範囲が広すぎますよね?例えば朝の歯磨きの時に鏡に向かってちょっと微笑んでみることから始めるのはいかがでしょうか?これなら“ついで感覚”で出来そうでしょうか?「朝からなんて笑えない!」という声が聞こえてきそうですが、そう思えなくても”とりあえずやってみる“というところにポイントがあります。
私達は普段楽しい時に笑いますよね?楽しいと認識した後に笑うという行動が起こります。しかし逆に、笑うから楽しくなると考えてみたらどうでしょうか?始めのうちは億劫でも、鏡の前でちょっと口角を上げて微笑むことを繰り返すうち、段々と億劫さが抜けると同時に、なんとなく気分が上向いていくことに気づくでしょう。
実はこのことはその昔ある2人の心理学者が提唱した説なのです。彼らによると「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ」「楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいのだ」と。この説はその後の研究によって実証されたとのこと。このタイミングで周囲から「最近笑顔が多いね」なんて言われようものなら更に気分は上がるかもしれませんね?このように先に行動を起こす(=鏡の前で微笑んでみる)ことで変化が生じ(=なんとな~く気分が上がる)れば、「自分で気分をコントロールできるんだ」という自信となります。それが成功体験となってやがて自己を肯定する感覚(自己肯定感)へとつながっていくのです。
そういえば以前どこかのテレビ番組で行った実験で、小学生数人を笑顔でかけっこをするグループと、笑顔なしでかけっこをするグループに分けてその早さを比較したところ、笑顔で走ったグループの方がいいタイムを出した、というのを見たことがあります。子供達は走る前から楽しいと思ってたわけではないのに(そういう子もいたかもしれませんが)です。しかしいいタイムを出せばそれが成功体験となって自信になり、子供達はもっとかけっこが好きになるでしょう。更にその変化は次第に他のことへも広がっていくかもしれません。”とりあえず笑顔で走ってみる“はそのきっかけです。脳の難しいメカニズムの説明はさておき、日頃ふと気がつくと考えごとをしているなぁと感じたら、たまには目先を変えて行動を先にやってみてはいかがでしょうか?
2020.2.12
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
日々の生活の中で、知らず知らず身体や気持ちが緊張しているという方も多いかも知れません。心と身体はつながっていて、互いに影響しあうと言われています。今回は、身体の緊張をときほぐすことで、気持ちにもリラクセーションの効果を得られる方法のひとつ、「漸進的筋(ぜんしんてききん)弛緩法(しかんほう)」をご紹介します。
まず、試しに身体の力を抜いて、「リラックスしよう」としてみましょう。リラックスしようとしても、なかなか上手く力が抜けないことはないでしょうか。
実は、筋肉には意識的に力を入れた後に脱力すると、リラックスしやすいという特徴があります。今度は、①~③のようにしてみてください。
①息を吸いながら意識的に肩にぎゅーと力を入れます(無理のない範囲で行います)。
②耳に届くくらいに肩を上げます。
③息を吐きながらゆっくりと脱力し肩を下ろしてみましょう。3回、繰り返します。
この漸進的筋弛緩法(肩上げ)の動作を、する前とした後では、お身体の感じはどのように変わったでしょうか。「血流が良くなりポカポカする」、「じわーっとリラックス感が得られる」などの体感をされる方が多いようです。他の部位(手足、顔など)でも行えます。ぜひお身体や気持ちが緊張していると気づいた時に、またその予防に行っていただけたら幸いです。
2020.1.27
【臨時休診のお知らせ】
2月6日(木曜日),7日(金曜日),8日(土曜日)
は臨時休診となります。
ご迷惑おかけして申し訳ございませんが何卒よろしくお願い申し上げます。
2019.12.25
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
「自己肯定感」という言葉を聞いたことがありますか?自己肯定感とは文字通り「自己」を「肯定」する感覚、つまり「自分は大切な存在だ」「ありのままの自分でいい」と感じる心の感覚です。自己肯定感が高いから良い、低いから悪いというわけではありません。ただ、自己肯定感が高ければ、日常や人生における様々な出来事に対して前向きに取り組んでいくことができますし、それに伴って幸福度も高まっていくでしょう。どんな自分でも受け入れ、肯定できるということは、自分軸がしっかりとしているということ。周囲の評価で自己評価が上下することもなくなり、必要以上に不安を抱くこともなくなります。「自分は自分」という安心感がベースにあるため感情が安定し、結果として生きるのがラクになるのです。 自己肯定感はひとつのスキルと考えられています。コツコツ練習することによって、誰もがいつからでも高めることができます。
例えば・・・

1. 考え方のクセを見直そう:「私なんて・・・」「どうせ・・・」が口癖になっていませんか?それは考え方のクセなのかもしれません。
2. 文字に書いてみよう:頭の中で考えていることを文字に落とすことで、冷静に考えることができます。
3. ポジティブな言葉を声に出して言ってみよう:声に出すことで耳からもポジティブな言葉を入れてあげましょう。
4. “不幸中の幸い”を見つけてみよう:どんな事にも二面性があります。ラッキーな部分を見つけてみましょう。

一緒に練習してみませんか?カウンセリングでは、練習と対話を重ねることで、ありのままの自分を受け入れ、自分を自分の人生の主役として捉えていけるよう、臨床心理士がお手伝いをしていきます。
2019.12.23
【年末年始の休診のお知らせ】
12月31日火曜日から1月6日月曜日までは休診となります。
ご迷惑おかけいたしますがどうぞよろしくお願いいたします。
2019.12.03
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
ソマティック・エクスペリエンス
身体の感覚や動きを繊細に用いた、トラウマ・セラピーです。
「トラウマ」という考え方がありますが、最近、トラウマを“自律神経”の働きと捉える考え方が拡がっています。圧倒されるような体験にさらされると、身体は逃げることも闘うこともできない状態になり、その結果“凍りつき”ます。自律神経に残った凍りついたままのエネルギーがトラウマ症状を引き起こす、と考えるのです。
ソマティック・エクスペリエンスとは、身体がしたいことを経験できるようにする、という意味のトラウマ・セラピーです。凍りついたエネルギーを緩やかにとかし、身体の外になめらかに出て行けるように促す、とてもマイルドなやり方です。
ここでもトラウマとは、何か大きな出来事に限りません。ほとんど記憶にないような小さな出来事も、神経の中にエネルギーの凍りつきを残していることもよくあります。また、詳細に体験を語らなくてもセラピーを進めることができますので、具体的に話すことにためらいや抵抗がある方も、取り組みやすいアプローチです。

対象となる方:
 不安が高い
 いつも何かが心配
 自律神経失調症のような症状がある
 辛い体験が忘れられない
 イライラしやすい
2019.11.01
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
9月の「メンタルヘルスワンポイントアドバイス」でご紹介させていただきました“マインドフルネス”ですが、「今、この時」に意識を向けるといっても、どんなことだろう?と思う方もおられるかもしれません。そこで今回は、マインドフルネスを体験するためによく知られている「レーズン・エクササイズ」をご紹介いたします。
まず、レーズン(干しぶどう)を一粒ご用意ください(もしレーズンが苦手だったり、すぐに手に入りにくければ、飴やナッツなど他の食べものでも結構です)。レーズンを手のひらに置いて、それがまるであたかも地球にひとつしかないもののように、じっくりとよく観察してみてください。それはどんな色でしょうか。温度はいかがでしょうか。触るとどんな感じがしますか。次にゆっくりと口に入れます。すぐに飲み込まないで、舌に触れた感じ、味、硬さなど五感を全て使って感じ、飲みこむ時もその感じに意識を向けます。
「今、この時」に集中して、マインドフルに過ごす体験を味わうためのエクササイズです。普段、食べものを召し上る時との違いはありましたか?意識が過去や未来など、「今この時」を離れてさまようことを、“マインドワンダリング”と呼びます。私たちは、いつの間にか心配ごとなど様々なことに意識が向き、マインドワンダリングをし続けていることがあるようです。干しぶどうのワークでは、マインドワンダリングから、「今、この時」に意識が戻る感覚に気づかれるかも知れません。
マインドフルネスのエクササイズをしていると、何か考えが浮かび、意識が「今、この時」から離れそうになる時があるかと思います。その時は、「目の前に川がある」とイメージして、「川に考えを流して、捉われない」とイメージしてみてください。徐々に慣れてこられたら、呼吸や他の感覚でもマインドフルネスを体験してみていただけたら幸いです。
2019.9.26
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
イライラしたり、落ち込んだ時に、考えたくないのに何度も同じことを考えてしまい、気持ちが疲れることはないでしょうか。
私たちは、現在の「今、この時」には安全でリラックスしていいところにいても、頭の中では、辛い過去に立ち戻って苦しくなったり、未来のことを心配してエネルギーを使っていることがあります。
それが「疲れたな」と感じたら、"マインドフルネス"が役に立つかも知れません。"マインドフルネス"は、認知行動療法の一つで、「今、この時」を意識し注意を向けることです。ストレスの低減や集中力向上、リラクゼーションなどに役立つと言われ、科学的にも効果が検証されてきています。
例えば、呼吸に意識を集中する(吸う息、吐く息の出入りだけに集中する)ことや、今、ふれているもの(触覚)、聞こえる音(聴覚)、食べ物の味(味覚)、見えるもの(視覚)、匂い(嗅覚)といった、今感じている感覚に集中することなど様々な方法があり、創始者であるマサチューセッツ大学のジョン・カバットジン博士の著書をはじめ多くの書籍も出版されています。
シンプルで日常的にやりやすいやり方もあるので、ご興味のある方はぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
2019.8.30
【メンタルヘルスワンポイントアドバイス】
メンタルヘルス不調の予防の為にストレスコーピングという考え方を取り入れられてはいかがでしょうか?
ストレスコーピングとはストレスがかかった時に対処する方法として大きく分けて2種類があります。
まずはストレスそのものを取り除くために環境を調整する(例えば職場の人間関係や業務量のストレスであれば、周りに相談して環境改善を図るなど)問題焦点コーピングとストレスに対する考え方、感じ方を変えることでストレスを軽減する情動焦点コーピングがあります。
ストレスに対する考え方、感じ方を変える為には認知行動療法が役立つ事もあります。認知行動療法では自分の物事への感じ方や考え方のくせに気づき、もしそれがよりストレスを感じやすいパターンであれば、よりストレスを感じにくい方向に修正していく事を目標とします。
また上手に息抜きをしてストレスから距離を置いてみたり、自分一人で抱えこまずに誰かに話を聞いてもらう事も有効な場合があります。
2019.7.16
【夏季休診のお知らせ】
8月13日(火曜日)から8月17日(土曜日)までは夏季休診となります。
ご迷惑をおかけしますが何卒よろしくお願いいたします。
2019.7.10
【職場のメンタルヘルスワンポイントアドバイス】
ご自身のメンタル不調に早めに気づくこと事がこれ以上不調を悪化させない為に重要となります。
例えば、最近寝つきが悪くなった、寝ても疲れが取れない感じがする、遅刻が多くなった、ご飯に何を食べたいか思いつかない、仕事のミスが多くなった、いつもより仕上げるのに時間がかかるようになった、休日に寝てばかりいるようになったなど色々兆候はあります。
もしこのような兆候が出てきたらまずは何がストレスになっているか(例えば業務量が多すぎる、人間関係が円滑に行かないなど)分かっているならギリギリまで我慢しないで早めに相談して環境調整する事などにより不調が軽減されたり、これ以上悪化しないことにつながります。
2019.5.22
【臨床心理士からのワンポイントアドバイス】
人との関わりでストレスをためてしまう事はよくある事ですが、自分の考え方で辛くなっている場合、思っている事を相手にうまく伝える事が出来ない場合など原因は様々、またそのストレスをうまく発散できずに相手にイライラをぶつけてしまって悪循環が起こってしまう事は珍しいことではありません。
そこで、自分の性格や傾向とそれに対しての対策をあらかじめ良く知っておく事が、人とのコミュニケーションの際に役立ちます。
カウンセリングは自分の考え方や、性格を知り、どう生かしていくかを知る手段でもあります。またグループでのカウンセリングは、自分について考える他に人から見た自分を知る機会にもなります。
一人で考えていて自分のいつもの考え方のパターンになってつらく感じる時はカウンセリングを利用してみるのもいいかもしれません。
2019.4.10
【ゴールデンウイーク期間中の休診のお知らせ】
4月28日(日曜日)から5月6日(月曜日)までは休診となります。
5日7日から通常診療となります。
ご迷惑をおかけいたしますが、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
2019.3.26
【臨床心理士からの考え方ワンポイントアドバイス】
何かうまくいかないことがあると、自分が悪かったのではないか、原因はなにかと考えることがあるかと思います。
小さなことであれば、“あれがダメだったのか、次は気をつけて頑張ろう”と気持ちを切り替えることが出来ますが、大きな失敗であったり、繰り返してしまうトラブルなどがあると、なかなかそうはできないところがあります。
特に人間関係のトラブルでは、自分や相手の中に原因があるのではと探りがちになってしまうのではないでしょうか。
自分の気分や状態に余裕があれば自己分析は時に役立つものですが、深く考え込みすぎてネガティブな方向にしか考えがいかなくなってしまったり、昔の出来事を原因と考えて逆にそれに傷つき前に進めなくなってしまったりなど逆に苦しくなってしまうことも多くみられます。
ネガティブに考えすぎてしまったり、被害的に感じてしまうことなどがよくないということではありません。
トラブルがあった時に自分がどういう考え方をしがちか日頃から自覚していると、いざそういう考えにはまってしまったときに「いつものパターンになっている」と思うことで、客観的になることができ、困っていることとの間に距離ができることで、どうしていこうかと考える余裕が生まれてくることが多いです。
2019.2.27
【季節のワンポイントアドバイス】
春は、進級、卒業、就職、移動など環境の変化がある人が多い季節です。
また、寒暖の差や花粉などの影響もあり、自分でも気づかないうちに心身ともに疲れをためてしまう事があります。
疲れが溜まりすぎて、心身の不調をきたさないためにも、日頃から意識して体を休めたり、ストレス発散をしたりなどを心がけるのが、大切です。
ひとつだけでなく、いくつかリフレッシュできる方法を持っていられると良いと思います。
(例えば、体を動かす事だけがストレス発散だとそれが出来ない場合に逆にストレスが溜まることになってしまいます。)
そしてストレスが蓄積しているというサインを自分で感じる事ができることもとても大切になります。
それは体のサインとして表れる(眠れない、食欲がないなど)こともあれば、気分的な変化(元気が出ない、イライラしやすいなど)として感じられることがあります。
そういったサインを見過ごさず、疲れをためすぎないように早めに対処することにより春という季節が快適に過ごせるようになると思います。
2019.1.8
【臨時休診のお知らせ】
1月19日(土曜日),1月22日(火曜日終日),1月23日(水曜日午前)は休診となります。
ご迷惑おかけして申し訳ございませんがどうぞよろしくお願い申し上げます。
1月23日(水曜日)15時30分からは通常診療となりますのでよろしくお願いいたします。
2018.12.26
【季節のワンポイントアドバイス】
気温が下がるだけでなく、室内と室外の気温差が激しい冬は自律神経に負担がかかりやすい季節です。
自律神経に負担がかかると動悸、めまい、不眠、倦怠感、頭痛など色々な症状となって現れます。
セルフケアとしてなるべく体を冷やさないようにする(ゆっくりぬるめのお風呂につかる、加熱した生姜やみかんやリンゴなど体を暖める効果のある食べ物を積極的にとる、外出の際にはマフラーなどで 首回りを冷やさないようにする)ことも効果的です。

もし症状が気になるようでしたら漢方薬などでも対処が可能な場合もあります。
お気軽にご相談して頂きましたらと思います。
2018.12.6
【年末年始の診療案内】
12月29日土曜日から1月4日金曜日までは年末年始の休診となります。
ご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
2018.11.9
【女性のメンタルヘルスワンポイントアドバイス】
最近イライラしたり、気分が落ちこみやすくなったり、疲れやすくなった場合、鉄不足が原因かもしれません。女性の場合、生理やダイエットなどのために男性より貧血になりやすい傾向にあります。健康診断などでヘモグロビンは正常でも、血液検査でフェリチンの値を調べると実は貧血だったということがあります。その場合鉄を多く含む食材をとることをおすすめします。
鉄にはヘム鉄と非ヘム鉄がありヘム鉄の方が体内に吸収されやすいのでおすすめです。食材としては牛もも肉、豚レバー、鶏レバー、しじみ、あさり、カツオなどにヘム鉄が多く含まれています。レバーは苦手な方はレバーペーストなども良いかもしれません。またビタミンCを多く含む食材と一緒にとると吸収率が高くなります。もし食生活を工夫してもイライラや気分の落ちこみが続くようならお気軽にご相談下さい。
2018.10.16
【「アサーション」トレーニングについて】
会話に不安を感じたり、相手の言葉に反論できずに押し切られてしまった、相手を不安にさせてしまう、または怒らせてしまうなど言葉によるコミュニケーションは難しいと思ったことはありませんか?
「アサーション」トレーニングによりそのような問題を”win-win”にしていく方法をサポートさせていただきます。
相手の意見を尊重しながらも 自分の意見も上手に伝えたい、自分も相手も尊重しながら会話をする方法を身につけていきたい方におすすめです。

臨床心理士にによる
●グループアサーション第4回 11月下旬開始
●個人によるアサーションは随時毎週土曜日
アサーションは知っているけど、どういう内容なのか気になる方はご相談ください。
しっかりとご説明させていただきます。03-5643-9855
2018.8.6
【参加者募集のお知らせ】  
臨床心理士による対人関係療法を行なっております。
①アンガーマネジメント:人と接する上で ご自身の怒りが深刻にならないようにコントロールする方法(個人療法)
②アサーション: お互いを大切にしながら自己表現力を行う方法 (集団または個人療法)
第3回グループによるアサーションへの参加者を募集しております。事前面談(無料)が開始されます。お気軽に03-5643-9855までご連絡下さい。
臨床心理士による認知行動療法も行っております。ご興味のある方はお問い合わせください。

2018年8月11日(土)~ 8月17日(金)が夏季休診となります。
ご迷惑お掛けしますが何卒宜しくお願い致します。 -->
2018.7.11
【職場のメンタルヘルスワンポイントアドバイス】  
復職間近になると平日会社に出勤できる時間帯に起床できているか、午前中から会社にいる時のように図書館やカフェで読書など出来ているか 夜間に睡眠が充分とれているかなどはもとより、気持ちの問題として職場に復帰することをイメージしてもつらく感じないかを確かめる必要があります。 まずは朝通勤時間帯に合わせて電車に乗ってみる、それが出来たら会社最寄りの駅まで、さらには会社の近くまで来ても不安感や焦燥感、 腹痛など休職前にあった症状が再燃しないかを試してみる、自主的に会社まで通勤訓練をしてみるのもいいかもしれません。
2018.6.28
【職場のメンタルヘルスワンポイントアドバイス】  
職場でメンタル不調により休職する社員がいた場合、その方に対して休職中会社がどう対応していくのが良いのでしょうか? あまり頻回に休職直後から会社の方から電話をかけたりするとまずは会社の事を忘れてゆっくり休むべきときに落ちつかなくなりかえって症状が長引くことがあります。 あらかじめ休職前に連絡の頻度、手段、どちらから連絡するかなどを決めておくと休職者も安心して療養に専念できます。また連絡をとる頻度も最初は月一回程度、回復して復帰の兆しが 見えてくれば、2週間に一度など少し多くするなどが望ましいと考えられます。 また休職者の方にとっては会社から電話やメールが来た際に自身の気持ちが動揺しないかは回復具合のバロメーターになると考えられます。
2018.6.13
【季節のワンポイントアドバイス】  
あっと言う間に6月も半ばとなりひと息つく間もなく忙しい生活を送っておられる方も多いかもしれません。 そんな中でもスキマ時間で自分でできる簡単なメンタルケア、ジャーナリングをご紹介したいと思います。 ジャーナリングとは簡単にいえば思いつくままあらゆることを5分から20分程度書き出すことです。 特に何のルールもありません。今感じていること、体調、人間関係について、気になることなんでも構いません。 ポジティブな感情だけでなく、怒り、悲しみといったネガティブな感情も含めて書き出すことにより気づかなかった自分の本当の想いや精神的不調に気づく機会を増やす事ができます。 もし精神的不調が不眠、気分の落ち込みなどに表れているようであればお気軽にご相談頂きましたらと思います。
2018.5.31
【職場のメンタルヘルスワンポイントアドバイス】  
勤怠が乱れる、ぼんやりしている、うっかりミスが多くなったなど心配な兆候がある方はメンタル不調かもしれません。 その際は周りの方の早期の対応により状況の改善につながることが多いです。その際のポイントとしてはまず「最近疲れているみたいだけと大丈夫?」「お休みが多いけど 体調はどう?」などと声をかけてみましょう。なかなか本音は聴けないかもしれませんが気にかけてもらっているという事が伝わるだけでも本人の安心感につながります。 また本人が今困っている事や悩んでいる事を話すようであればまず相手の話を否定せず聴き、共感を示してあげる事により相手も話しやすくなり不調の早期の対応につながります。
2018.5.18
【診療時間変更のお知らせ】  
5月22日(火)は都合により診療開始が12時30分からとなります。
ご迷惑おかけいたしますがどうぞよろしくお願いいたします。
2018.5.14
【季節のワンポイントアドバイス】  
ゴールデンウィークも過ぎ、休みの間にたまった仕事に追われている方も多いかもしれません。そんな中で最近忘れっぽくなった事を気にしている方もいらっしゃるかもしれません。 物忘れは食生活の面からも予防できる事もあります。例えば、ビタミンB12が含まれる魚介類や葉酸が含まれるほうれん草やレバー、ビタミンDが多く含まれる鮭やしらす干し、オメガ3系脂肪酸が多く含まれるいわしやサバ、亜麻仁油などの食品などがおすすめです。
2018.4.27
【季節のワンポイントアドバイス】  
ゴールデンウイークなど長いお休みの後に気分の落ち込みや睡眠の不調を起こさないためには、お休みの間も生活リズムを大幅に普段の日と変えない事や暴飲暴食を避ける、 特に寝る2時間前ぐらいからは飲食を控える、あまり予定を詰め込みすぎずぼーっとする時間もつくる事など留意していただければと思います。
2018.4.16
【職場のメンタルヘルスワンポイントアドバイス】  
4月を迎え新社会人の方は初めての経験が多くとまどう事やストレスを感じる事も多い事でしょう。また新入社員を迎える側もとまどい、困惑する事もあるかもしれません。ときどきはそのストレスを怒りとしてストレートに相手にぶつけたくなる事もあるかもしれません。 もちろん怒りの発現はストレスの発散として必要です。ただその怒りを上手にコントロールしてアサーティブに相手とコミニュケーションができると、その後の円滑な人間関係につながります。 怒りのコントロールの具体的な方法の一つとしてリフレーミングがあります。まずは相手の立場に入れ替わって考えてみることや別の視点から考えてみることを意味します。 怒りの持続は自律神経のバランスをくずすのでなるべくコントロールできるようにしていければいいですね。アンガーマネージメントにご興味のある方はお気軽にご相談ください。
2018.4.6
【職場のメンタルヘルスワンポイントアドバイス】  
職場でメンタルヘルスが不調の社員を早期発見するサインがいくつかあります。 今まで遅刻しない社員の遅刻や早退の回数が増えている、突然有給休暇を取る事が多くなった、服装が乱れている、話しかけても上の空、普段おしゃべりな人が口数が少なくなった、ミスが多くなってきたなどです。もし身近にそういう方がいらっしゃたらなるべく早めにお声掛けして頂くことにより 不調に気づき適切な対応をする事により悪化を防ぐことにつながります。
2018.4.5
【ゴールデンウィークの診療についてのお知らせ】  
4月29日(日)~5月7日(月)は終日休診となります。
※4月28日(土)は通常(10:00~13:30)と変わりません。
ご迷惑お掛けしますが何卒宜しくお願い致します。
2018.4.2
【診療時間変更のお知らせ】  
4月6日(金)のみ診療開始時刻が12時からとなります。
ご迷惑お掛けしますが何卒宜しくお願い致します。
2018.3.23
【季節のワンポイントアドバイス】  
「言葉」は人と人がコミュニケーションをとる上で大切な手段です。しかし使い方を間違えたら、「自分はそんなつもりでは無かったのに相手を不愉快にさせてしまったのでは?」 と不安に感じたり、相手の意見に押し切られてしまい自分の意見を伝えられず、ストレスを感じてしまう…と思ったことはありませんか? 相手の意見を尊重しながらも、自分の意見も上手に伝えたいと思っている方、トレーニングを通じて少しでもお手伝いをさせていただければと思っています。 顔の表情、声のトーン、ジェスチャーなども状況に合わせて使い分けながら、自分も相手も尊重しながら会話をするスムーズなコミニュケーションの方法を見につけて頂きましたらと思います。

個別アサーショントレーニング: 毎週土曜日
グループアサーショントレーニング: 第3土曜日
2018.3.16
【職場のメンタルヘルスワンポイントアドバイス】  
うつの症状で休職中の方が復職できるかどうかの判断材料としてはまず生活リズムが整っているか、例えば出勤に間に合う時間に起床できているか、午前中に外出して一定時間図書館やカフェなど他の人がいる環境で 集中してビシネス関連の本など読んだりできるかは重要なポイントとなります。 この際休職中の方に毎日の生活リズムを記載して持ってきていただくのも本人が自身の状態を把握する上でも役立ちます。 当院では休職中の方が復職できるかどうかの判断についてのアドバイスも行っておりますのでお気軽にお問い合わせください。
2018.2.23
【季節のワンポイントアドバイス】  
わたしたちは様々な状況に対処をしながら日々をおくっています。しかし体調やご自身をとりまく環境の変化などで 、これまでは気の持ち様で頑張れていた事が、急にご自身では気がつかないうちにうつの状態になっている方も少なくありません。 早期に気づく一つのサインとして”不眠”があります。寝ても寝ても疲れが取れない、何をしても気分が晴れないなど、お昼ご飯に食べたいものが思いつかなくなる、お風呂に入るのが億劫になるなど他にも色々サインはあります。 またうつを何度もくりかえしている方は、もしかしたら物事のとらえ方を調整して思考パターンを変えて行くことも有益かもしれません。方法としては認知行動療法などがあります。お気軽にご相談ください。
2018.1.31
【季節のワンポイントアドバイス】  
「アンガーマネジメント」を聞いたことがありますか?
対人関係において怒りをいかにコントロール出来るか? 怒りが深刻な問題にならないように上手くコントロールをし、怒りのスイッチを切る方法を身につける事が出来れば良いとされます。そもそも怒りを感じないように、怒りが不要であると感じるようにする事が出来れば問題ありません。十分な睡眠、正しい食事などもストレスを軽減するため怒りを予防する一つでしょう。しかし様々な状況下において、どうしても怒りが収まらない状況に陥った時は、一つ深呼吸をし8秒数えてみましょう。席をはずし洗面所に一度いくことも手段の一つかもしれません。
発達障害を抱えている人は、怒りのコントロールをするのが難しいため、自分の特性に合ったコントロールの仕方などを、臨床心理士に相談してみるのもいいかもしれません。お気軽にご相談下さい。
2018.1.16
【季節のワンポイントアドバイス】  
不眠におすすめの食材について
ぐっすりと眠るためにはセロトニンが必要となります。 セロトニンの材料としてトリプトファンやビタミンB6などがあります。 トリプトファンを多く含む食品としてはアーモンドなどのナッツ類、納豆などの大豆製品、豚肉、牛肉 バナナ、牛乳、チーズなどがあります。 ビタミンB6を含む食品としては玄米、ニンニク、マグロなどの赤身の魚などがあります。 年明けしばらくして年末年始のお疲れが出たり何かとお忙しい季節ではありますがもし不眠でお悩みの方がいらっしゃいましたら これらの食品を積極的にとって頂きましたらと思います。
2018.1.9
【臨時休診のお知らせ】  
2月1日(木)は終日休診となります。
ご迷惑お掛けしますが何卒宜しくお願い致します。

診療時間・アクセス

茅場町駅徒歩1分、中央区の心療内科・精神科 茅場町こころのケアクリニック地図へ
診療時間
10:30~14:30 ×
15:30~20:30 × ×

▲土曜は10:00~16:00の診療
休診日…月曜日・土曜午後・日曜日・祝日
お昼休みの時間帯も、予約受付は行っております。
当日の初診予約をご希望の方も、お電話にてお気軽にご連絡ください。
【アクセス】
〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町2-8-10碧山ビル2F
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地下鉄東西線、銀座線 日本橋駅 D1出口から徒歩5分

当院では近隣への往診も行っております
心身の状態やご高齢の為にご来院が困難な方にも安心して受診して頂けるようこころがけております。お電話もしくはメールにてお気軽にお問い合わせください。